まさか、あのデビッド・マシューズが、金田一温泉の「おぼない」でライブするとは!
最初は結構驚いたけど、どうやら彼は日本人女性と結婚して八戸に住んでいると聞いて少し「な〜んだ!そういうことか(笑)」となったけど、それもこれも金田一温泉の活性化に取り組む若手の活動があってこその実現なわけで、感謝してます。
というわけで、昨日2月20日の昼の部に行ってまいりました。
畳の間に座布団に座った全国各地からのジャズファンでぎっしり!‥ではなくて、地元の子供連れの家族が多くて和やかな雰囲気でした。この後の夜の部はどうだったでしょうか?
いやー、生っていいですね。ご本人まで5〜6メートルのところで気持ちいい演奏が聞けました。(撮影は許可されたアンコールタイムのもの)
ワタシ的には、オーディオファンですので、生演奏のドラムス、ベース、キーボードの音のクオリティがこういう小さな会場では最高なんですよね。
デビッド・マシューズさんは愛称「マーちゃん」で通っているそうなので、以降マーちゃんと呼ばさせていただきますが、1942年生まれですから御年73歳でしょうか。歩いている姿から脳の病気を患ったと見られますが、そんなことを感じさせない演奏でした。
ちなみに、MCで「ニューヨークに40年住んで、ニューヨークのベルリッツで5年間日本語を勉強しました」と言ってましたが、そういえばそのセリフは以前にもライブで聞いた記憶が‥。
メインは3人編成のストレートなジャズ演奏でしたが、合間にミキさんというシンガーが華を添えてくれました。ずいぶん緊張しているとMCで言ってましたが、優しいボーカルでマーちゃんの音楽にはピッタリ。
終了後のサイン会で「このCDでマシューズさんのは10枚目になります。今も来るときアール・クルーと作ったアルバムを車で聞いてきました!」と話しかけましたら、喜んでいただけました。
そして記念撮影は、旅館「おぼない」の若女将、大建ももこさんにお願いしましたら、なぜか縦で撮っていただきました。そういえば握手した右手が優しい感触でした。
さて、我が家の改めて先日整理しなおしたCD棚には、こんなふうにマーちゃんのCDが並んでいます(リリース順)。出来る限りお安めな輸入盤で買っていた私ですが、ここだけは全部国内盤! かなり日本での人気が高かったアーティストなんですね。
私はフュージョン系のプロジェクトGRAND CROSSとかFUSE ONEまでのほうが好きなのですが、いつの間にかピュアなジャズのマンハッタン・ジャズ・クインテットやマンハッタン・ジャズ・オーケストラに移行していったんですね。
ちなみに右隣にあるFUSE ONE COMPLETE RECORDINGSはFUSE ONEの1作目と2作目を併せて1枚にしたもので、これは別な方のプロデュースになっています。3作目だけマーちゃんなんですね。
というわけで、私の好きなのは昔のマーちゃんなわけですが、今回の生演奏で大いに刺激になりましたので、聴き込みたいと思います。