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 自動車運転歴33年目。残り何年運転できるだろうかというプレッシャーからか、感性の赴くままにエイヤッと車を変えているこの数年。

 ここへきて反動で、手放さなければよかったと思うクルマがどんどん頭に浮かんできます。まさに煩悩ですね。

 そこで、自己満足的連休特別企画(?)として、「手放したことを後悔している愛車たち」をリストアップしてみました。

 エントリーナンバー1番、マツダ・ユーノス・ロードスター(初代・NA)デビューしたてのこの今や伝説的な車を手に入れて14年所有したというのに、それ以上堪えきれませんでした。確か4万キロ走っていよいよこれから価値が上がろうかという時だったのに、ドアがギシギシ言うのを30代の私は直そうとしなかったんですね。反省。

 エントリーナンバー2番、BMW Z4(初代)。昨年購入して昨年手放したZ4で、私としてはこの初代Z4は2台目でした。色もいいし、塗装の光沢も残ってて、走行距離も3万キロ台、新車の匂いも残ってるくらいでしたが、よくあるらしいBMW車のパワーステアリングの異常に耐え切れなくて手放してしまいました。新品部品で修理すれば50万円程と言われましたが、今考えるとその出費もする価値がありましたね。

 エントリーナンバー3番、アウディA4(初代)。私にとって初めての外車。結構気に入って5年ほどで8万キロ走ってまだまだという気持ちでいましたが、イモビライザーがおかしくなって急にエンジンが掛からなくなったりして周囲に勧められてやむなく手放したのでした。これもお金かけて直せば良かった話かもしれません。

 エントリーナンバー4番、スバルBRZ。マニュアルでオープンエアを楽しみたくてMINIに行ってしまったため手放してしまいましたが、やっぱりこの車くらいヒラリと身軽なスポーツに徹した車はなく、手放して後悔の念が強いですね。ま、この車のマニュアルを改めて手に入れるという手もあるかとは思ってますが。

 エントリーナンバー5番、アウディA3(2代目)。 これは3年ほど前に購入し、昨年春に手放したクルマです。3.2リッターV6が爽快で、サイズのコンパクトさも良くてまさに「リトルダイナマイト」でしたね。ターボのマカンやMINIに乗っているとやはり自然吸気大排気量の良さが余計懐かしく感じます。デュアルクラッチが時々変になる病気がありましたが、持病と思って付き合って見ても良かったかもしれません。

 エントリーナンバー6番、BMW116i(2代目)。 馬力はたいしたことないですが、乗り心地最高で運転してて楽しかったですね。マイナーチェンジして魅力もアップしたのでもう1回手に入れてもいいかなと思います。3シリーズよりコンパクトで、ベースは3シリーズと同じというのは私にはポイント高いですね。

 エントリーナンバー7番、ダイハツ・コペン(初代)。 これで出かける十和田湖までのドライブは最高でした。今のコペンよりスポーツエンジン仕様でしょう。これは屋根の立て付けが悪くて、ミシミシ言うので手放してしまったのでした。粘って直せばよかったですね。

 エントリーナンバー8番、日産スカイライン(第12代、V36)。取引先に欲しいと言われる方がいらっしゃいましたので簡単に手放してしまいましたが、デザインと色とサイズ感がかなり気に入ってました。現在の第13代V37より好きですね。マセラティのセダンが似たようなデザインですが、こちらのほうが締りがあって私は好きです。

 エントリーナンバー9番、日産ムラーノ(初代)。革シートが滑りやすく、CVTの安っぽい感じが好きじゃなかったのであっさり手放してしまいましたが、内外装のデザインとシャンパンゴールドの色が好きでしたね。ディーラーに純正の布シートをパーツで注文して張り替えてもらえばよかったかも。

 エントリーナンバー10番、メルセデス・ベンツSLK(2代目)。 3.5リッターエンジンとダイレクト感のあるAT、それに自動折りたたみ式のハードトップが魅力でした。ただ乗ってるとスポーツカーの感触が薄かったです。これは現車を見ないで中古で手に入れて、臭いに我慢できなくてすぐに手放したのでした。あれこれ対策は施したのですが、どうにもならず高い代償になりましたが、ガレージで3年くらい開けっ放しにしてたら臭いも飛んだかな?

 以上、堪え性のない自分丸出しですね。それと、見ようによっては、手放した車を高い確率で後悔しているということは、自分の選択眼には狂いはなかったということかもしれません!?

 ガレージがもっと広くて、常時たくさんコレクションしているとそれはそれで至福のガレージライフになったのかな。

(写真:マツダアクセラは乗り心地の良さにハマって手放すタイミングを逃しています)