
昨日の話です。
本社集合は朝5:00。
いよいよこの日がやってきた!

目指すは岩手山。天気は予報通り良い感じ。
ここのところ愚図ついた天気が続いており、また翌日以降も同じような予報のようなので、ピンポイントで絶好の登山日和に当ってしまったかも!

馬返し駐車場に6時半前に到着。もう既に車がいっぱい。

本社以外からも集合。12人全員が顔を揃えました。
岩手山は‥あれ?さっきよりも雲がかかっているような。

12人を3班に分け、第1班の4人がスタートしたのが7:00ちょうど。いきなりキツイ坂が続きます。

1合目到着。ここまでは結構かかったなー。

結構イバラの道ですね。

9月に入っているので綺麗な花はあまり見かけなかったのですが、やっぱり見ると和みますね。

我が班が一番平均年齢が高かったようですが、若い班長のSくんは長距離の大会に出ている強者ですし岩手山登山も経験者。T課長代理はアメフト経験者で長距離にも取り組んでいるというし、女性のM主任は体育大学出身とは初めて聞きました。

この班では私がボトルネックになりかねない状況でしたが、ここ1週間の準備が功を奏してか足取りは軽く、4人揃って予定時間より早いペースで行けました。

実は昨年も岩手山登山の企画がありまして、14人が登っています。

‥というより白状すると、言い出しっぺは私だったのですが、風邪を引いてしまい私だけドタキャン。

リベンジをというわけで、今年は7月に予定していたのですが、私のスケジュールが都合がつかなくなり、この9月5日土曜日となったわけです。

それまでも何度か社内登山してきました。

2006年には姫神山に。この時は私、登山初経験で、無謀にも「岩手山に登ろう!」と言い出したのですが、「最初からそれは大変ですよ、社長。参加者を増やすためには姫神山にしましょう」と社員にたしなめられて決定したのでした。

次は2010年の稲庭岳。その間4年間に入社した若手学卒社員をもれなく連れて行ってお風呂に入って帰ってこようというピクニック気分の企画でした。

そしてそのまた4年後、2014年の6月には鞍掛山に登ったのでした。
この山も楽勝でしたし、頂上から見える岩手山に触発されて「今度は岩手山に登ろう!有志でいいから!」とわがままを言わせていただいての同年すぐ後の開催だったのでした。

ガイドブックによりますと、姫神山が2時間45分、稲庭岳が1時間35分、鞍掛山が1時間45分に対して、岩手山が8時間40分。

しかしこうして登ってみると、時間の短いこと。3時間で7合目まで辿り着いて、いよいよ岩手山制覇が現実のものとなってきました。

そして8合目の山小屋に到着。11:00着の計画でしたが、我が第1班は10:15に到着しました。

11:00には2班、3班も合流して山小屋の屋内で昼食。コンビニのおにぎりやソーセージや玉子焼き、それに山小屋で売っているカップラーメンで済ませますが、何でも美味しく感じるのは言うまでもありません。

そして荷物を山小屋に預けて、少々厚着をして、11:30には頂上に向かって出発。

霧がかかってきました。

火口の周りを歩いて頂上である薬師岳を目指します。ここまで来ると風が強いし、寒い。

いよいよ頂上が見えてきた。頂上到着だー。

第2班、第3班が来る前に第1班だけで記念撮影。

まもなく皆さん到着。全員で記念撮影して、あとは好き勝手に撮影会。

残念ながら視界には恵まれませんでした。これは一瞬見えた雲下の様子。
いや、高所恐怖症の者にとっては見れないくらいが良かった(笑)。
そういえば高山病の心配してましたが、全然大丈夫でした。良かった。

さて下りです。

山小屋に着いて薄着に戻して、再びリュックを背負って下山。

途中、眺めが良い岩の上に登ってみました。怖いのでこの程度が私の限界。

下山は膝に負担がかかるものですが、私はなんとか持ちこたえることが出来ました。
ステッキが有効だったと思います。FR車より4WD車が楽ちんに走れるように、かなり前輪(両腕)を使いました。しかもトルク配分を積極的に。

やったー、下山終了! 時間は16:20で予定の17:30より早い。でもあと4人が‥。
あれ、広場には消防車やら警察、それにレスキュー隊員がいてものものしい。そういえば消防車の音やヘリコプターの音が近づいてきてましたっけ。救助に向かってるんですね。

救助が終わって消防車やら隊員たちが消え去って行き、他に降りて待ち合わせている人たちもいなくなって、薄暗くなって、その場にいるのが我々8人という状態でしたが、待ちに待って、でも予定より10分遅いだけの17:40には残る4人が下山。
最後に万歳三唱をして解散。おつかれさまでした〜。
そして、昨年に引き続き今年も岩手山登山を指揮してくれたT課長代理、ありがとう。
聞いたら彼は、2006年の当社の姫神山登山で岩手山の美しい姿を見て登山にハマっていったのだそうです。そのことを聞いて嬉しく思いましたし、こうして社内にアウトドア好きの輪が広がってくれると嬉しいですね。
帰りの車中で彼は「岩手山登れれば、富士山は大丈夫ですよ」と言うじゃありませんか。うーん、たしかに現実のものとなってきた。
それが実現できたら、私にとってはスキー1級取得と並ぶ苦手克服した一生の快挙と秘かに思っております。