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 日本創生会議が発表した「2040年には若年女性(20〜30代)の激減で全国のほぼ半数の市町村が消滅の可能性がある」と発表したニュース、衝撃でしたよね。

 岩手県では、盛岡市、花巻市、北上市、奥州市、紫波町、金ケ崎町だけがセーフで、あとの27市町村は消滅だそうです。

 実は私、実感として地元自治体の人口減少がこのまま続いたら、国内人口の偏在が相当極端に進むのだろうなと危惧して、業界の会合での挨拶や、毎年やっている業界紙新年号への寄稿をこのネタでやろうと密かに思って、これからデータを収集しようかと思っていたのですが、その手間が省けてしまいました(笑)。

 我々にとって、農場はまだいいです。システム化が進み、最小限の人数で出来ますから。

 しかし工場はそれぞれ300〜500人規模ですから、今存在している二戸市、久慈市、八幡平市でその人数が集まるかどうか‥。機械の進化で補えないであろうことは容易に想像できます。

 ただでさえそういう傾向にあるのに、東京オリンピックに向かって景気を上げていくとすればますます楽に稼げる都会への集中が進むのでしょうね。

 考えれば考えるほど、当業界の危機を感じる今の地方を取り巻く環境。これは震災以上に問われる経営課題といえるでしょう。