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 この「なぜ、胃が健康だと人生はうまくいくのか」の存在を知り、「これは私のために書いたような本かも」と思い手に入れ、先日読み終わりました。

 社会人1年生の時から胃潰瘍を発症し、しばらくあまり効かない薬を飲んでごまかし、そうこうしているうちにピロリ菌が発見され、除菌をしたけどあまり変わらず。

 今は、お酒を飲む前には「キャベ2」を30分前に服用し、ビールなどの炭酸類は口にせず、宴席はなるべく週2回程度にし、行きつけの内科医に出してもらっている「アシノン」と「プロマック」を朝晩欠かさず飲み、痛い時は「チアトン」と「ストロカイン」も飲んでます。

 万全の体制を敷いていると思ってましたが、この本を読んで自分の胃の状態が心もとなくなってきました(笑)。

 米国では胃がんは白血病と同じくらい珍しい病気だそうですが、日本では毎年10万人以上が胃がんに罹っているそうです。そして日本人の6割が胃炎に罹っているそうでそのほとんどが無症状とのこと。中にはピロリ菌が無くても胃酸過多で痛みがある人がいるそうで、私はその稀なタイプに属するのかな。

 そして驚いたことに、慢性胃炎が続くと動脈硬化、つまり血管が硬くなってしまうということが最近分かってきたそうです。これは歯周病などとも共通する悪化のプロセスだとか。

 更に、胃炎がある人は認知症になりやすいと書いてあるじゃないですか! うーむ。もうアルコール止めようかな‥。
 
 ちなみに、前述した欧米人とアジア人の胃がんの罹患率の違いは、ピロリ菌の種類に寄るものだそうで、日本人が持っているのは「極悪ピロリ」なんだそうです。日本人の40代の70%は罹っているそうですので、除菌は特別胃が痛くない人でもやっておいたほうがよいとのこと。今は保険適用だそうなので、お早めに。