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 昨夜は盛和塾盛岡の例会があり、今回オブザーバーでカシオペアJCの先輩であるNさんとともに行って来ました。今回は入会を検討している方に絶好の催しということで、若い塾生4人のパネルディスカッションがありました。

 4人のうち2人が親がこの盛和塾盛岡の代表世話人経験者。1人が義理の父が世話人。そしてもう1人が自ら志して入って方。懇親会で会話している範囲では、正直まだまだの若手かなと思っておりましたが、みなさん本気度高かったですね。大いに刺激になりました。

 コーディネーターを務められたF代表世話人の計らいで、聴く側の席にいる最近入会された方々にも発言を求めたりしたのですが、これまた皆さん真摯な思いで入会されたようでこれまた感心。

 最後になぜか私にも発言を求められたので、びっくりしながらも、この14年を凝縮して3分ほど話してしまいました。壇上の塾生に比べたら少々恥ずかしいですが。

 「青年会議所の理事長を終えた翌年に、A先輩からお誘いを受けました。その前に、ある友人に稲盛塾長の『心を高める経営を伸ばす』 をプレゼントされ、こんな堅苦しい世界は合わないなと思っていたのですが、副社長になり、2年後には社長を言い渡されておりましたので、いい機会かと思い入塾しました。

  入って2年目、言われるままに経営診断資料を提出したら、稲盛経営者賞製造業第1グループ(最も売上高が大きいグループ)の第3位に入ってしまいました。ちなみにその年は1位も2位もなかったと思いました。

 たまたま鶏肉市況が過去3年右肩上がりに来た結果でしたので、受賞辞退すべきか悩みましたが、こんな機会滅多にないし、父や当社役員に喜ばれるかもと思い、そのまま頂戴しました。

 その後、盛岡の例会でスピーチを頼まれ、まだ副社長でしかない私でしたが、当社の経営を振り返ってスピーチし、それが驚いたことに機関紙に掲載されました。しかし、その頃は全く耳学問で頭でっかちだったと思います。

 そして社長になって2年目に赤字に陥り、これはなんとかして這い上がらなければと思いました。たまたま稲盛塾長がその頃「盛和塾での学びを実践していれば、必ず数字が上がるはずだ。そうなってないのは学びが足りない証拠だ」と再三言われたのですが、これは私に対して言っているのだと思い、「経営の原点12カ条」の実践を決意し今に至っております。

 そして5年ほど前に市民フォーラムのために塾長が盛岡にいらっしゃった時、翌日の朝食会で質問を仰せつかり、組合関係の質問をしたのですが、ものすごく怒られてしまいました。それがまた機関紙に掲載されてしまいました。その後、塾長のアドバイスは実現できておりませんので、まだまだの私です‥。」

 その後懇親会にかけて、コーディネーターのFさんはじめ、塾長の薫陶を直接受け、ものすごく怒られた話が続出。ベテラン塾生たちの自慢でしょうか(笑)。

 たまたま今回いらしていた京都の盛和塾本部のM事務局長の話によりますと、塾生は世界に9000名を超え、今年中に1万人を超えるでしょうとのこと。しかも今中国は成功者の空虚な気持ちを埋めることができるということで稲盛ブームで、1400人の会員を1万人にしようとしているとか。

 塾長は82歳になられたということもあり、ますます塾長から直接の薫陶を受けることが稀になっているこの頃。改めてあのときの言葉を振り返ってみようと思います。