
昨日から上京して営業部担当のS専務とともに年末のあいさつ回りをしています。当社のお客様(荷受さん)のほとんどが都内に本社がある会社さんなので3日間でぎっしりの予定を組んでもらったのですが、そのスケジュールに空き時間があって、東中野駅直ぐそばのポレポレ東中野で「ある精肉店のはなし」という映画を見てきました。N課長、社内ブログで紹介してくれてありがとう。
大阪府貝塚市の牛の生産から直売までを手がけるある精肉店さんの日常を約2年間切り取った映画で、まったくやらせなし。この日上映後の舞台挨拶に立った纐纈(はなぶさ)あや監督は意図を極力排除して制作したといいます。
牛の屠畜シーンなど重々しいテーマを描いているわけですが、温かみある家族の様子からか見終わると不思議な清々しさが残る、価値のある映画だと感じました。
店の近くにある市営と畜場はこの映画のうちに閉鎖になります。それまで飼っていたその1頭を北出家が丁寧に解体していく様子。近所の子供たちが下校途中にちらっと見ることができる大規模なと畜場に無い原点を感じます。
「我々が食べるものがこうして作られていくんだ」ということを知る教材になりますし、見れば感謝の気持が湧いてくるはずなのですが、もしかしてこういう空気感の映画が当時にあったら、部落問題も変わっていたかもと思えたりしました。
世の中には、こういう食べ物の原点を知りたい人、見たくない人と分かれると思いますが、前者にあたる人には是非見ていただいたらいいかと思います。