
いま私は上京しているのですが、我がBRZのオドメーターがちょうど10,000キロを表示してガレージに停まっています。もうスタッドレスタイヤの時期なので、10,000キロのまま年越しすべきでしょうけど、道路が乾いた状態というチャンスが有れば夏タイヤで走ってみようと思っております。
さて、我がBRZについては、納車時、情報収集、極初期の改造、1000キロ時、3000キロ時とレポートしてまいりましたが、その後好調に距離を伸ばして来たので、この機に追加で書いてみましょう。
BRZ(と86)がライバルとしてポルシェ・ケイマンを参考にして作られたクルマでわるわけですが、そのケイマンを試乗して感じたこと。それは「あれ、思ったより刺激がないな」ということでした。
デュアルクラッチモデルでしたが、市街地走行だとやっぱりBRZのトルコンよりギクシャクします。それが好きな人、嫌いな人に分かれると思いますが、今の私はトルコン派です。
私が乗っていたBMW116i、家内のCX−5、そしてBRZと新世代のトルコンは優秀で、持ち前のスムーズさにロックアップ感が加わるほうが理想に近いと思っています。ポルシェを含むフォルクスワーゲン・グループはデュアルクラッチを積極的に取り入れているわけですが、どうなんでしょうね?
エンジンはあまり回さなかったので、ことさらな印象を感じなかったのですが、6気筒と4気筒、どちらが自分に合っているのかな?と自問自答すると、私はやはり軽い4気筒を選びたいほうかもしれません。
エンジンの搭載位置については、トヨタMR−Sやホンダ・ビートでミッドシップの良さを実感していたので、それだけでもケイマンとボクスターの価値を認めたくなりますが、このBRZのバランスの良さと2人分のゴルフバッグを積めることを考えるとこれも絶妙だなと思います。いざというときには後席に2人の子供が座れたりもします。
まとめていうと、スバルBRZ(とトヨタ86)は、スーパーカーにも負けない量産車随一の重心の低さと、強固なボディ剛性、振り回した時の軽快感、違和感の全くないハンドリングを備え、かつ実用的な積載性までも維持した欲張りなクルマということかな。
というわけで、ケイマンやボクスターを買うならマニュアルだなと改めて考えなおしているこの頃ですが、来年はこのBRZに手元にあるポテンザを付けて走る予定で、これも楽しみにしております。ポルシェは自分の人生で必ずいつかはと思っているのですが、寄り道にハマって出られない状態でしょうか。
さらにダイハツコペンとかホンダビートとか、堪らない凝縮感に彩られたクルマが出そうなので困ったものです。