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 どの業界でもそうなのでしょうが、当業界も大手の寡占化が進んでいます。特に上位5県である鹿児島、宮崎、岩手、青森、北海道が伸ばしていると言えます。

 養鶏は大都市近郊で当初発達しましたが、今では都会ではあまり歓迎されませんので、自然と日本列島の南北の端に移っていると言っていいでしょう。

 当社もその主産地の一員としてライバル会社に負けじと増やしております。そして来年度の計画ではやっと当面の目標にしていた5,000万羽の生産が達成できそうです。

 ではこれまでどういう数量の増え方だったのか。昔のデータが見つからないので、分かる範囲で500万羽毎に振り返ってみました。

 1500万羽 1984年 
 2000万羽 1987年
 2500万羽 1990年 岩手農協チキンフーズ株式会社 県央工場完成
 3000万羽 1991年 
 3500万羽 2004年
 4000万羽 2005年
 4500万羽 2010年
 5000万羽 2014年 予定

 30年で3倍以上ですね。ちなみに社名別で瞬間的に業界ナンバーワンの羽数になったこともありましたが、その後、他社さんが伸びて当社は3番目となっております。

 そりゃあナンバーワンに成りたいですが、人口減の時代に無闇に新規投資するわけにもいかず、鶏舎の老朽化もありますし、できる範囲のことをやって様子を伺っているといったところ。

 でも、上位5県の中でもかなり恵まれた環境でやれていると思っております。

(写真:11月3日新農場の地鎮祭にて)