昨日、早池峰山に行って来ました。7月に入ってからが見頃と言われておりましたが、来週、再来週と週末は会社の行事があるので、ちょっと早いかもしれないけど、ほとんど7月だからということで決断。
天気予報は曇りでした。高速を降りて山間部に入ってくると靄がかかって眺望は絶望的。しかし、逆に露が掛かっていいかもと思い直してまもなく到着。
「岳」の駐車場にクルマを置いてバスに乗り換えて登山口まで向かいます。「河原の坊」と「小田越」とあって手元の本「岩手県の山」には河原の坊から上がって小田越に降りるのがお勧めとなっていますが、50歳単独の私は迷わずやさしいとされる小田越から往復しました。
花巻市のページには、上り2時間半、下り1時間半とありましたが、私は上り1時間50分、下り1時間半でした。
上りは結構ハイペースだったと思います。というのも私は高所恐怖症なので、急坂で岩盤があらわなところは怖すぎて、逃げたい思いで尻に火がついたように急いでしまったためです。
天気予報では頂上の最高気温が8℃ということでだいぶ厚着をしていったのですが、失敗でした。
それに、昨年お土産に買ったセント・アンドリュースの帽子で上がったのですが、気密性が良すぎて頭に汗びっしょり。これはやっぱりセント・アンドリュースのあのひどい気候のためだけのものでしょうか(笑)。
カメラはオリンパスのE−PM2と14−150mmを持っていったのですが、首にぶら下げてるとタッチセンサーが汗をかいた上着に反応して設定が勝手に変わって参りました。その直し方が分からなくて、撮影モードが転んで色が変になっています。
早池峰山は私にとっては山登りの一つの到達点だと思っております。気圧の変化に強くないほうだと自覚していたので。1913mに登れたというのはホントに自信になりました。
次は岩手山かな。‥などとつい書いてしまいますが、登っている最中はもうこれで終わりにしようと思いました(笑)。
やっと頂上です。来ている方々は、ご年配のグループはもとより、学生たち、会社関係、夫婦、家族、一人の女性、私だけじゃなく一人の男性などなどいろいろでしたね。
私はコンビニで買ったツナマヨネーズのおにぎり1個を食べて、記念写真のシャッターを押してもらって20分ほどで下山。
だって見晴らしゼロなんですもん。 やっぱりちょっと寂しい。
こういう急斜面に来ると、オーストラリアのエアーズロックを思い出します。今は確か入山禁止になってますよね。私達の時は朝8時にクローズになって、朝食前に登った私たちはラッキーでした。でもあんなこともう二度とやらないと思ったのに。
「なんで高所恐怖症の私がこんなことをしてるんだろう!?」と思うのですが、それは人生も同じで、「なんでシャイで楽したがりのこんな私が社長をしているんだろう!?」と思いが重なります。
変だなーと思いながら既に50か(笑)。まあ、思っても見なかったところに来れるのが人生の醍醐味っていうところでしょうか。
さて、無事下山して、通り道にあった当社の「早池峰ファーム」に寄ってみました。たまたま担当指導員のM次長が来てまして、私が顔を出したらびっくりしてました。そりゃそうだよねー。