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 アベノミクスの影響であっという間に円安になっているわけですが、ビジネスの会話でここ1ヶ月よく「円安と円高、どっちがいいんですか?」と聞かれます。

 この業界で影響があるのは2点。最大のコスト要因になる飼料の、原料の90%を輸入に頼っているので大きく影響を受けます。それとほぼ国内産と肩を並べる量の輸入鶏肉、鶏肉調製品(加工品)の価格ですね。

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 この2点の狭間で国産は戦っていて、それぞれが打ち消しあう要素なので、圧倒的に円安がとか、円高がいいと言い切れないところがあります。実際のところ、この2大要因は遅れて影響が出てきますので、1ヶ月やそこらでは影響らしきものは全く感じられないというのが率直なところです。

 でも強いて言えば、私は円高のほうがいいかな、と思っています。輸入鶏肉、調製品は安値で入ってきて市況は下値に引きずられるのですが、飼料コストが安いことで経営的にはなんとか損失は最小限に抑えられる。飼料が高くて鶏肉市況が安いと目も当てられませんからね。

 それと末端の市場価格において、高値過ぎるとどうしても需要がしぼんでしまうわけで、損益分岐点は下げて大きたいわけで、そういう意味でも円高がいいような気がします。

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 でも、メリット、デメリットの差はほんとに僅かのように思います。昨年はずっと円高だったのに、経営的には苦しかったですしね。

 だから聞かれるまで鈍感でいられるのかもしれません。

(写真:「菜彩鶏の塩ダレ唐揚丼」と同時期に売られていたファミリーマートの菜彩鶏商品「菜彩鶏のタルタルチキンバーガー」と「菜彩鶏唐揚げたまごパン」)