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 そういえば、最近あまりビジネス本を読んでいません。電車での移動の機会が少ないことと、家で読んでたのは車関係の単行本だったからでしょうね。

 この「ポルシェに乗ると、なぜお金が貯まるのか?」はどこかの書評で評価が高かったので買ってみたのですが、車の本というより、ビジネス本のカテゴリーの本です。

 前半は著者、榎本聡さんの自叙伝のような内容。大阪生まれで母子家庭に育ち、子供のうちからビジネスに関心を持ち実際に実行に移して、先生や仲間から一目置かれる存在だったという話。

 そして後半に著者の経済観念が書かれていまして、ご自分を含めてなのか「お金持ちはお金にシビアだからお金持ちなのだ」という真理を解説した内容になっています。

 具体的には水道代、電気代の節約のアプローチの仕方から始まり、ポルシェ911の中古車の価値の目減りのしなさをご自分の実体験から説明していました。

 詳しくは書きませんが、確かに5〜10年落ちの911を買って10年乗れば、軽自動車も真っ青な目減りなんですね。

 実は私、この本を読む前、昨年中に911の中古を見に行ったことがあります。そのディーラーの営業マンもその目減りの少なさを強調しておりました。結構それが理由で買っている人が世間にはいるんでしょうね。

 まあ、それより車としての魅力が大事ですし、それ以外の要素もあるので見るだけに終わってしまいましたが、周囲の憧れと、実際の経済性の乖離がこれほど高い車もないかもしれません。

 いや、周囲の憧れがあるから、経済性が成り立ってるのでしょうね。