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 昨日は朝、花巻から宮古に移動のスケジュールでしたが、夜中の2時に目が覚めてしまい、ああこれでは2時間は悶々と眠れないパターンだなと悟り、2:40頃温泉ホテルをチェックアウトしてクルマを走らせました。

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 釜石道が宮守まで開通したと聞いているので、せっかくだからと遠野経由にしました。花巻は積雪も結構あるし、道路は凍結状態。さすがにこの時間だと他にほとんど走ってませんから、緊張感があるなんとも気持ちいいドライブでした。

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 遠野を過ぎて340号線では、鹿の家族?5匹に遭遇。ヘッドライトの前で3匹が道路を横切り、あと2匹が私のクルマを引導するかたちで200メートルくらい走って反対側へ。うーん、夢のよう。

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 通るのは2度目となる立丸峠はマイナス5〜7℃。他にほとんどクルマは見かけないし、一歩踏み外せば遭難しかねないので慎重に。

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 予定以上に早く106号線(盛岡〜宮古) に入って、東へ向かうとみるみるうちに雪が見えなくなっていく。

 宮古市内の手前のコンビニに入ったのはちょうど5時頃。お腹が空いてきたので少し食べて、車のなかで寝ようと思ったのだけどぜんぜん眠れず。興奮してるのかな?

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 6時近くになって、ん、明るくなってきたか‥。待てよ、これはいいシャッターチャンスかも!と思いつき、浄土ヶ浜へ。

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 というわけで天気にも恵まれ、これらの写真が取れました。カメラの性能がいいから、シャッターチャンスに恵まれれば、露出を調整するだけで、まあそれなりに。

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 浄土ヶ浜は20代の頃、何度か海水浴に来ましたね。二戸からは結構遠いのでめったに来なかったのですが、縁あって何度か来ました。

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 もちろん、こことて震災の被害があったようで、そちこちに見られます。レストハウスがピカピカの新築だったり。

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 波打ち際で時間を潰しましたが、ここでも時には大きな波が来るので、ドキッとします。

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 山の人間なので、私は海に憧れが強いのですが、両親には「ヤスオは水に弱い」と子供の頃から言われてきましたので、海との繋がりは年に数回こんな風に訪れるくらいで人生終わっちゃうかな‥。

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 それにしても12月の浄土ヶ浜のこの海の色はどうですか。何度撮ってもこれだけはキレイに撮れない。

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 遊歩道の案内がそちこちにあったので、しばらく歩いてみました。

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 誰もいない早朝の公園。海が見え、街の音が聞こえる、もったいないくらい素敵な場所でしたね。水産市場の競りの声が聞こえてきました。

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 ザクザクと凍結して浮いた地面を踏みつける音が心地よい。

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 もうすっかり日が昇り、見慣れたような浄土ヶ浜の光景。

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 しかし、場所と方向によっては津波の被害を受けた地域が見渡せるし、浄土ヶ浜の駐車場の一部には仮設住宅が立ち並んで日々の生活が営まれています。

 考えさせられるものがありましたが、澄んだ気持ちのいい空気を吸わせてもらったからか、その後寝不足を感じずしっかり目を見開いて過ごせた1日になりました。宮古に感謝。