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 大震災で昨年は休んだという日本イーライリリー株式会社主催の「フードチェーンブランドセミナー」に2年ぶりに出席してきました。2年前は一部私も壇上に上がらさせていただきましたが、今年は100%客席で気楽に拝聴させていただきました。

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 印象的だったのは、今や一括りに4文字熟語になってしまっている「安全安心」について英語にどう訳すかというパネルディスカッションでの話。壇上の先生方は「安全はともかく、欧米には安心という概念がない。訳しにくいよね」と言ってました。安心は、feel safe だとかconfidence あるいは trust 、他にもあれこれ出ていました。

 私は以前からこう考えています。日本では安全かどうか白黒つけるのじゃなく、すべての人を包み込むファジーな言い方として「安心」という言葉が開発されたのかも。テレビとかマスコミが敵を作りたくない作戦からかも。当初は日本語独特の韻を踏むだけの話だったのかもしれないが。

 「食の安全」という世界共通の言葉が今や日本では「食の安全安心」になってきています。しかし「食の安心」とだけ書くと、安心は誰が信頼できて誰が出来ないといった議論のしようがない世界。それこそがこのセミナーのタイトルを構成しているブランドという概念なのかもしれませんが。

 私は普通の会話の中で「食の安全安心」みたいにさらっと話すことは抵抗があり、しないようにしています。焦点を絞って詳細まで検証しなければ同じ土俵で正確に語れないのが「食の安全」。情緒的なものを廃して現実的に全国民が同じ土俵で語れるようになるのはいつの日か?

 原発をめぐる国民的議論よりは簡単だと思うんですけどね。