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 ちょっとした驚きがありました。私もすっかりファンになっている「断捨離」の元祖やましたひでこ氏も盛和塾(稲盛和夫氏主宰)の塾生なんですね。そのことを知ったのはやました氏の先日のメルマガでした。

 そして、正直にあることを吐露していらっしゃる。塾長の「動機善なりや、私心なかりしか」は理解できるけど、「誰にも負けない努力」はどこまでの努力を言うのか、ちょっと勘弁して欲しいみたいな(笑)。

 そりゃあそうだ、断捨離は執着心から解放されてごきげんでいることを標榜しているのですからね。

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 ちなみに、私はどうかというと「誰にも負けない努力」は理解できても「動機善なりや、私心なかりしか」の境地には程遠いかな。

 というのも同じく経営・人生についての示唆を頂いている小山昇さんは同じ動機という言葉の定義として「動機が不純でも結果が良ければ良い」と言います。

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 「社長は数字が人格」と小山さんは表現しますが、そこには人間の持っている煩悩を肯定して、現実に合わせて仕組みづくりを大胆に行い、力を尽くし、結果責任を追うのが社長のあるべき姿という哲学があるように思います。

 つまり、稲盛塾長はどちらかといえば社長に君子聖人であることを求めますが、小山昇さんは全く求めないんですよね。

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 しかし、断捨離の具現化については小山昇さんのほうが徹底してビジネスの現場に落とし込んでいるところが不思議なところです。

(写真:ニュージーランド料理の店、麻布十番の「ワカヌイ」にて)