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 昨日から3日間、東京に年末の挨拶回りに来ています。その合間に、昨日夕方、芝公園近くのザ・プリンスタワー東京で開催された盛和塾の塾長例会に参加してきました。

 塾長講義の表題は「心を浄化する集団 −盛和塾で何を学ぶか−」でした。盛和塾会員企業の売上高を全部足すと37兆円、雇用は160万人に達するそうですが、世の中に危機感をお持ちの塾長からは、熟生に「もっと大成して欲しい」ということで、そのための3つのポイントを挙げて話されました。その3つとは、

1.謙虚にして驕らず
2.思念は業をつくる(思いは必ず実現する)
3.宇宙に働く2つの力を得る(成長発展させる力=努力、調和させる力=利他)

 塾長もおっしゃっていましたが、ある意味復習的な内容でした。しかし最後のほうで私にはなるほどと腑に落ちたことがありました。

 塾長は、上記の3について努力する・しない、利他の心がある・ない、で4つの組み合わせがあるといいます。

 努力して利他の心があれば、進化発展しみんながうまくいくことを望む「極楽界」。努力して利他の心がなければ、成功はしたけれどいずれ没落していく「波乱万丈界」。努力しないで利他の心があれば、進化発展せず調和はしている「植物界」。努力しないで利他の心もなければ、努力もせずに人の足を引っ張る「地獄界」。な〜るほど!

 経営者ってもともと波乱万丈の人生を楽しむくらいの人生観じゃないとやっていけないでしょうよ、と私は以前から思っていて、好奇心旺盛なことから経営者の波乱万丈の世界はピッタリかも、と思っていました。

 正直なところ、日頃から塾長が「波乱万丈」という言葉を否定的に使うことにちょっと腑に落ちない気持ちでいたのですが、今回やっとわかったような気がします。

 でも100%利他の思いになれるかというと、まだまだ塾内での偏差値は低いほうなんでしょうね。これから歳を重ねるに従って変わってきたと周囲から言われるようになれればいいのですが。

 正面から「利他」っていうとなんだか今の私には敷居が高い様な気がしますし、弱肉強食の世界で戦っている会社としては、社員にはしっかり説明しないと誤解を招く言葉でもあるような気がします。

 しかし「調和」は目指せると思うので、今日から実行に移したいと思います。