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 エサの供給が2週間もストップして、衰弱して死んでいく鶏を目にして、農場で働く皆さんは歯がゆい思いでいっぱいだったろうと思います。

 さらにバタバタと死んでいく鶏を拾う作業で負担をかけてしまいました。

 水ばかり飲んで床が悪化していくので、おが屑を追加するなどしてもらって延命になったと聞いておりますが、エサの在庫が早く切れた農場はどうにもきつかったようです。

 今日訪問してきたNファームは、いま4割しか残っていない状態。生き残った鶏を特定の鶏舎に移して飼育しておりました。

 エサが回復してから数日経ちましたので、痩せ細っていますが、鶏自体は元気そうに見えました。小さい割には鶏冠(トサカ)が立派なのが不思議な感じです。

 ところで、N農場長曰く、「年末年始の大雪での停電の時と日齢が同じくらいだったんだよ。だから両方とも空舎期間だったという運のいい人もいるんだよな。ハハハ‥」

 そういえばそうだ、年始から70日後くらいだからちょうど飼育のワンサイクルだ。2割の農場長さんはこの2回の災難から逃れたわけか‥。

 神様は不思議なことを為さる。