Kさん、Mさん、そしてI家、K家の皆様、本日はご結婚、本当におめでとうございます。
ご紹介いただきました、十文字チキンカンパニーと岩手農協チキンフーズの社長をしております、十文字保雄です。新郎のお父様が社長で、新郎が専務をされているI商事さんには大変お世話になっております。いつもスピーチが長いと言われますので、30分くらいで切り上げるようにしたいと思います(笑)。
さて、新郎のお父様のSさんには、もう20年以上前、私が若造だった頃から存じあげておりまして、当社の課長から工場ナンバー2の次長になったわけですが、非常に言葉少なく、しかし芯がしっかりしていて、不言実行型と言いますか、まさしく岩手県人の典型のようなタイプでして、大変頼りになる方で、独立して40人もの人を率いて仕事をしてもらっているわけですが、安心して仕事を任せられております。
その息子さんの新郎とは、あまり話したことがなかったのですが、先日、結婚の報告ということで、わざわざ当社においでになり小一時間会話をさせていただきました。
第一印象は、お父さんそっくりだな、でした。正しく無駄口を叩かない。じゃあ、つまらない人間かというと、結構面白い人間でして、経歴を聞いていて楽しくなってきました。
新郎は高校を終わったあと、八戸の会社に就職して、もらった給料のうち7〜8割は車につぎ込んでいたそうです。
部品を買ってシャコタンにしたり、真夜中に目的地もなしに走りまわってみたり‥。
それって暴走族じゃないの?と聴きましたら、サーキットを走ったりする方で、スピードだとかを真面目に追求するタイプだったんですね。
ところで、私は新卒の学生の最終面接を1年に20〜30人くらいやるのですが、「何か凝っていることとか、収集癖とかありますか?」とよく聴きます。
好きなことにどかっとハマるタイプは、仕事を好きになれば、ディープに仕事をしてくれる期待があると思っておりまして、新郎のKさんはまさしくその典型で、5年前にいまのお父様の会社に入り、今や朝から晩まで仕事をしているそうです。
また、他にも中高ではブラスバンドが好きだったり、歴史が好きだったそうですが、歴史が好きという経営者、リーダーは多いんですね。
「愚か者は経験に学び、賢いものは歴史に学ぶ」といいますからね。
新郎がI商事さんを継ぐ日もそう遠くないと思いますが、安心して任せられる人だと思っております。
最後にはなむけの言葉を贈りたいと思います。「7〜8割」という言葉で思い出しました。
藤田田(ふじたでん)さんという日本マクドナルドの創業者でカリスマ経営者で有名だった方の言葉です。
「人生は希望を6割達成できればまあまあいい。7割いけば上出来である。8割できれば感謝すべきなのである。」
結婚生活もこんな感じで乗り切って、よき家庭を築いてください。
末永く幸せに。
本日はご結婚、誠におめでとうございました。