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 時間があったのでEurotier視察のあと、フォルクスワーゲングループが運営する自動車博物館、Autostadtに行ってきました。

 近くになると見えてくるのが、フォルクスワーゲンの工場。4本の煙突の下から水蒸気みたいなものが溢れ出して、曇り空のもとすごいドラマチックに見えます。これも演出かな?

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 15ユーロ支払って入場。敷地内にはいくつもの建物があるのですが、ほとんど時間を費やしたのが、この古い車が並んでいるこの建物。

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 これが自動車のもとになったベンツ氏の発明した乗り物。なんと1886年のもの。これ自体はリバイバルで作ったもののようです。1馬力に満たなくて、最高時速16キロ。上り坂はどうだったんだろう?

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 これが館内では2番目に古いものですね。

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 サスペンションはコレです。

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 ブレーキはタイヤに直接摩擦を加える方式。しかしこのタイヤはゴムなのだろうか? 中にはどう見ても空気が入っているようには見えません。

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 これが1927年です。なあなか可愛いです。動画が手前の床の画面から見えるようになっていて、その当時のこの車の使われ方が感じられます。

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 今の時流のコンパクト、超ロングホイールベースに加え、超大径ホイールでかっこいい! しかもどっちが前だか分からないほどの洒落たデザイン。

 ミニの設計がすごいだとか言う間の時代にも、こういうモノがあったんだと感心します。

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 いかにもアメ車らしい豪華なシボレー。1927年ですね。

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 トップのバリエーションの違いが7種類あって、価格も結構違います。

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 この自動車博物館は、フォルクスワーゲンのものですが、自動車全体の歴史を展示してあり、日本からは唯一、ホンダのS800が展示されておりました。

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 隣の建物は半地下になっており、独特の近寄りがたさを感じて、通りすぎようとしそうになりましたが、入ってみると、400キロの最高速を誇るヴェイロンが裸のアルミ(?)の状態で1台おいてありました。

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 今やフォルクスワーゲングループになっているランボルギーニ。そのブースに入ってみると、檻の中に壁に引っ付いたムルシエラゴ。時間になると、大音響とスモークで‥。ちょっと大袈裟(笑)!

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 元東ドイツのシュコダもフォルクスワーゲングループになっているので、ブースに立ち寄ったのですが、係員の反応を見ると滅多にお客さんが来ない感じかな。

 現役のラインナップをドレスアップした車が並んでましたが、これが結構フォルクスワーゲンの高品質が実感できる内外装のデザインで驚きました。

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 いや内装なんて、ほんとに素晴らしいですよ。日本に導入して、日本車と同じ価格帯で勝負してくれないかな‥。フォルクスワーゲンはトヨタに追いつき追い越せを目標にしているらしいですが、ぜひ日本攻略を!

 ちなみに、同じフォルクスワーゲングループのセアト(スペイン)のデザインはシュコダよりはちょっと落ちるかな。旧東ドイツチェコとスペインの賃金差などを反映しているのかな?