
3ヶ月ほど前に、青年会議所時代同期の理事長だったT氏から電話をもらっていました。「いま北上市内の焼き鳥屋にいるんだけど、菜彩鶏つかってるんだってよ!うめーよ!」
ありがたい電話です。その後、いつかいつかと思っておりましたが、昨晩仕事関係の会合で北上に来ましたので、T氏とその相棒だったK氏に付き合ってもらいました。

いきなり出てきたのがコレ。「えー、生??」と率直に疑問符を述べたのですが、塩漬けしているそうです。繊細な塩味で美味しかったですね。

肝心の焼き鳥はどれも繊細なタッチを感じます。刺し方からしてこんなに違う。この真ん中が肝ですよ!そう見えないですよね!!右の皮にも2本ネギが巻かれている!

1本250円とこれだけメニューの中で特別に高いネギ間串。友人のT氏とK氏は「これを無性に食べたくなる」と言っておりましたが、確かに素材の味が生きています。いやー、菜彩鶏もいい仕事してるじゃないですか。

「十文字社長が来たら言いたいことがあるんだそうで」とT氏に前置きされて、店主が「肝に傷が付いているんですよね。何とかならないですか? 卸さんからは、機械でやっているので無理だと言われているんですが。いいものもあるし悪いものもあるようなので、良いものに揃えることができるんじゃないかと思って」
うーん‥。あれこれできない理由をつい答えてしまいましたが、それにしてもこれだけの繊細なタッチの焼き鳥を出す人柄がこのセリフにも現れています。

ちなみにこちらでは、炭火とロースターという異なる熱源を使って焼くんですね。部位に寄って使い分けているそうです。

親子丼(小)も美味しゅうございました。

こちらが1時間半ほどカウンター席で談笑している間に、お客さんが次から次へと来て、満席なのをお詫びする店主。

表立って菜彩鶏使用とド派手に表示しているわけではありませんが、こういうこだわりの店で使われているのはほんとうに嬉しいですね。