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 中村天風といえば、松下幸之助、稲盛塾長ら政財界に大きな影響を及ぼした昭和の巨人として有名です。

 以前に、「成功の実現」という口語体で書かれた本を読んで、なるほどと感心し私も取り入れようとしました。下記は自宅に長いこと貼ってあった有名なフレーズです。

 今日一日
 怒らず 恐れず 悲しまず
 正直 親切 愉快に
 力と 勇気と 信念とをもって
 自己の人生に対する責務を果たし
 恒(つね)に平和と愛とを失わざる
 立派な人間として生きることを
 厳(おごそ)かに誓います

 また、いざ修羅場というときには肛門に力を入れるということもやったなー。(今は忘れてしまってましたけど)

 その中村天風の書いた「研心抄」が良いとどこかの本に書かれていたので買って読み始めましたが、いやー結構難解でしたね。もともと昭和23年の本ですからね。

 「心と肉体は、人それ自身ではなく、道具である」「心と肉体を超越したものが真我である」といったテーマを深く掘り下げて書かれています。

 最後の章ではテレパシーについて書かれています。私も日本人の典型と言いますか、科学で説明できないものは疑うタイプですが、この本を読んでいて、もしかしてテレパシーは実在するかも、と思えてきました。

 というのも、200年も前の人にいまのテレビやラジオのことを説明しても誰も信じることはなかったはずですが、今では当たり前になっているという事実を突きつけられると、生きていることで波動を発する人間同士が繋がるのも嘘じゃないような気がしてきました。

 若い頃は、マネジメントゲーム(MG)の師匠である西順一郎先生があの世の話をしてもさっぱりピンと来ませんでしたし、稲盛和夫塾長が同様の話をされる今でもピンと来ませんでしたが、年齢を重ねると理解できるようになるのか期待しながら、こういう未知なる世界のことを否定しないでいきたいと思います。
 
 それにしても、このパソコンのハードディスクの中に、ものすごい量の情報が入っていることを時々思うにつけ、「もしかして私だけが騙されているのでは?」という疑いの心は消し去ることが出来ませんね。