今週の神戸、岡山への出張の帰りに読んだのは、大和ハウス工業の樋口武男会長著の「熱湯経営―「大組織病」に勝つ」という新書本でした。
昨年、カンブリア宮殿で取り上げられたモーレツぶりに、真似できないなと思いながらもとても共感できましたし、ロイネットホテルを使う機会が増えそのサービスに満足していたので、遅まきながら読みました。
社会に出る前から、事業を興そうと決意し、就職した会社があまりに簡単に儲かる会社だからと辞めて、縁があって大和ハウス工業に入社。
「納得できない!」と上司を挑発するような発言を何度かしながら頭角を現し、創業者に薫陶を受け、創業者亡き後、哲学をしっかり受け継ぎながら、創業50周年を迎え、創業100年の夢を真剣に考え経営されている。
例えが変かもしれませんが、「渋谷ではたらく社長の告白」に似た臨場感のあるストーリー展開で、引きつけられながら読みました。
一番共感したのがこの部分。100人ほどの部の朝礼にたまたま居合わせて後ろで聞いていたら、役員の話がさっぱり聞こえない。隣の部員に「きみ、聞こえとるか?」「聞こえません」。
話す方も、聞く方もフリをしている。「こらあッ!伝える気がないなら、話などするなッ」。
いやー、ホントにそういうことあります。ちょっと例は違いますが、何年か前、あるコンサル会社に社員教育を依頼し、途中覗いてみると、先生はマイクが嫌いだからと使わずに話している(まあ、確かに持っているのは疲れるけどね)。後ろからは囁いているようにしか聞こえない‥。おいおい、私が言わないとそのまま2日間過ごすのかい?
そんなふうに、社長じゃなくてもそこで是正する人がいてくれないのは、ほぼ著者の言う大企業病に陥っている会社なのでしょう。
(写真:本文と関係有りませんが、先週末の生産部合宿の宴会)