「財テク」って言う言葉が今も通用するかわからないのですが、そういう方面のお金の運用はやらないと決めております。そんな余裕がないというのもありますが(笑)。
それよりなにより、会社の実力がダイレクトに決算書に出ることが、社員のやる気の源泉だと思っています。
社員ががんばって儲けたお金で損失を出して賞与を減らすことはもちろんのこと、社員ががんばらなくても財テクで儲かって賞与を出す、あるいは社員ががんばって儲けたお金で財テクで損失を出してしまったけど社員にはちゃんと賞与を出す‥。
どれも害になると思います。信賞必罰にダイレクト感が欲しい。
だから、飼料の高騰時のリスクヘッジなどという提案をいただいても、同業他社との比較ができなくなるような仕組みも受け付けないで来ています。
相手方も、提案しておきながら何度も拒まれることで「ですよね」みたいな顔をしていることが多いようですが(笑)。
それと‥、実は私自身、社会に出てすぐのバブルのころ、親の資金運用をやって大損したことがあります。そのこともあって、素人がやるものじゃないと思っております。
会長(父)が身をもって教えてくれたこと?