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 航空機のエコノミー席に長時間座っているのは、さほど嫌にならない方だと思います。日頃出来ない読書がはかどるからです。

 今回は、高橋克彦さんの渾身の作「天を衝く〈下〉―秀吉に喧嘩を売った男・九戸政実」の2/3、およそ450ページを行きの航空機中で読みました。

 この小説は、二戸の戦国時代の名将、九戸政実を主人公にした小説です。豊臣秀吉の奥州仕置に最後まで抵抗した政実は、地元の英雄です。

 この本ができあがった2001〜02年頃、NHK大河ドラマの候補作品として地元でパーティーが開かれて、そのときに頂いた本なのですが、私は歴史に疎いこともあり、ずっと読む優先順位が上がらずそのままだったのですが、昨年末よりチビリチビリと読み始めていました。

 で、今回一気に読了。いや〜、面白かった〜。

 二戸を中心にこの地域の地名が随所に出てくることもあってイメージしやすく、ほんとに楽しく読めました。いつか、こんどは一気に読みたいと思います。

 いや、その前にまだ手を付けていない、高橋克彦さんの「火怨―北の燿星アテルイ〈上〉」を読まなきゃ!


 どちらも文庫本が出ています。

天を衝く〈1〉―秀吉に喧嘩を売った男九戸政実 (講談社文庫)

天を衝く〈2〉―秀吉に喧嘩を売った男九戸政実 (講談社文庫)

火怨〈上〉―北の燿星アテルイ (講談社文庫)

火怨〈下〉―北の燿星アテルイ (講談社文庫)