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 岩手・宮城内陸地震の影響で、岩手県内の宿泊予約のキャンセルが2万人に上っているとのニュースがありました。

 最も広い面積を持つ岩手県ですから、震源より150kmも離れた当地、二戸は全く何ともないですし、盛岡だって沿岸部だって、いや近くの奥州市の市街地だって全然大丈夫で普通の暮らしをしておりますが、これだけ報道されますと「やっぱり止めておこう」と思う人が出てくるんですね。

 確かに、余震で交通が麻痺することも考えられますけど、広い岩手県を一緒にされるというのは、何とも空しいですね。

 今日たまたまいらっしゃって夜お付き合いした会社さんは、この業界では老舗の荷受(卸)会社でして、今の過敏な反応に疑問を呈して、産地のことを大切にしてくれる会社さんです。

 「考えてみい〜。この目の前にある肉の袋。どれだけの人が手を加えて出来ていると思う?農場で2ヶ月もかかりっきりで育てて、それを工場で何百人もの人が手を加えて、やっと出来てるんだぜ。」

 宮崎で鳥インフルエンザが発生したときも、お客様の量販店が「宮崎産を持ってくるな」と言っても、何とか説き伏せたり、在庫が溜まっても仕入れをちゃんと約束通り貫き通したそうです。

 いざというときに、通常通りの動きをしてくれるのは本当にありがたい。

 2次会はカラオケに行きましたが、その社長と本部長のカラオケを聴いていると、何ともジーンとくるものがありました。選曲もらしいし、歌も上手いし、深い。参りました。

 ちょっとしたことではキャンセルしないよう努力しよう。万が一キャンセルしても、その穴埋めはするようにしようと思った夜でした。