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 4月下旬に十和田湖で、H5N1型の高病原性鳥インフルエンザに罹った白鳥が発見されてからまもなく、国から養鶏業者に消石灰が配られることが決定しました。

 結局全国を網羅する形になったらしく、当社だけでも8000袋が割り当てられ、5月中旬より物が届いたようですが、月末までに散布を終了して、写真付きの報告書提出が義務化されていて、生産部内は大わらわだったようです。

 5月は天候不順で、月末頃は雨も多く、散布した写真もろくに撮れなかったそうですから、急いだ分ロスがあったかも。

 しかし、相当量全国的に撒いたわけで、それなりの抑止力にはなったのではないでしょうか。

 さて、当社のK常務が、面白いエピソードを社内ブログに書いていましたので、紹介させて頂きます。

 先日、九戸の湯っこでのんびり入浴中の事です。こんな会話が耳に飛び込んできました!

 『いやあ参ったじゃ。石灰撒きしでだら、足も手もくぴた(首)も火傷してしまったじゃ!インフルエンザの関係で今月中に、全部まがなぐなんねえっだどさ。雨の日は長靴に入るし、風の日は目に入って、いでえの何の。マスクはすぐに使えなくなるすは!えらいこっちゃ!殺されるくれえ大変なしごどだわ!んでも、もすこしなそうだがらガンバんねえば』

 ようく見てたら手、足、首筋の当たりまで赤くただれているではありませか!心の中ですみません。そして本当にありがとうございます............協力会社のどなたかはわかりませんでしたが、本当に頭が下がりました。

 このような縁の下の力持ちの人たちに当社は支えられているんだなあ。体はさっぱりして気持ちは複雑な思いで我が家に向かいました。

(写真:今回の散布の前でも当社独自に消石灰は撒いています)