4月14日の日本経済新聞のシリーズ「世界を語る」に、環境問題の第一人者であるレスター・ブラウン氏のインタビュー記事がありました。
20年も前に氏の著書に巡り会ってから、私は氏の信奉者になりました。また、2〜3年前にNHKスペシャルに出演されたときに、表情を変えずに淡々と語る姿が印象的で、トレードマークの蝶ネクタイをしながらも、全然周囲にへつらわない姿を拝見して、ますます「この人は凄い」とファンになっています。
今回の記事は、アメリカのエタノールブーム(トウモロコシなど穀物を原料に燃料を作る)に警鐘を鳴らす内容で、当社のように穀物を大量に消費する畜産業者には大変興味のある内容です。
「大型車のガソリンタンクをエタノールで満タンにするには、人間一人が1年に食べる穀物が必要だ。」
「地球全体でみると、自動車に乗る8億人と、きわめて貧しい生活をする20億人が同じ穀物を巡って争っている。」
「1トンの穀物を作るには1000トンの水が必要だ。」「未来の戦争は石油よりも、穀物を通じて水の奪い合いになる可能性が高い。」「中国の北半分は文字通り干上がろうとしている。」
解決の方向性を示す鍵として、プラグ式のハイブリッド車で、夜間電力で充電して、その電力は風力発電でまかなうという案を示し、また、所得税より環境税にシフトすべきだと主張しています。なるほどなあ。
さて、当社は年間29万トンの飼料を消費しているわけで、そのための水の消費量は、ええと‥、2億9000万トン!