サッカーボール 21日の改善自慢大会で、始まりに社歌を歌うのですが、製作した田口友善さんのバージョンそのもののキーが高くて、男性のほとんどが歌えなくて苦労しているようでした。

 その直後の5分の社長挨拶で、そのことについて言及しました。

 キーが高くて、特に男性はなかなか歌いにくいと思います。実は昨年のこの改善自慢大会で、キーが低いバージョンの製作をお願いしたのですが、「だいじょうぶでしょう!」と笑われて終わりになりました。

 実は似たようなことが過去にもありました。もう16年ほど前に作っていただいた「十文字どり」のロゴ。書家でもある盛岡の及川利春さんというデザイナーに作ってもらったものです。素晴らしい作品です。

 読みにくいという懸念は完成直後からありましたが、それを補って余りある作品と思っておりましたのでそのままにしていたのですが、後にお客様から「読みやすくしてほしい」という話が強いと聞かされ、重い腰を上げて先生に話したのですが、取り合ってくれませんでした。

 今考えると、どちらも製作者の魂がこもった凄い作品です。ちょっとやそっとの不便を押してでも、製作者への敬意でもって乗り越えたいものです。