makaseru

 会社説明会で、社員が当社の社風を語るときによく「任せる」という言葉を使う傾向があります。

 どちらかと言えば、上意下達の色は薄くて、その部署の担当者の色がよく出た形になるというのは、否定できない事実だと思います。

 業界の環境が比較的ずっと良く、規模も大きめで伸びてきた会社なので、細かいことを言わず、目の前の与えられた仕事を自分で考えて解決していくという状況だったからでしょう。

 しかし、それではライバルに遅れてしまうと言う危機感も最近は感じるようになって、4工場でベストを選んであとは真似しなさい、だとか指示を出しています。

 それでも、この仕事は農業分野(=農場)も工業分野(=工場)も奥が深い。イレギュラーな出来事が日常茶飯事。いちいち上司の指示を聞いていたらスピードが追いつかないです。

 社長の気持ちになって社員が判断してもらわなければならないからこそ、「任せる企業文化」の要素は欠かせないものだと思っています。

 でも、マニュアルも大切。しっかり自分の仕事をマニュアルとして書ける人になって欲しいものです。

(写真:3月15日の仙台市内での会社説明会)