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 先週は満席で見られなかった映画「不都合な真実」を、上京中のちょっとした時間に見ることができました。

 時々、主人公のアル・ゴア元副大統領がテレビに出ていたので、全国的に公開されているかと思ったら、娯楽作品でないからか岩手や青森ではやっていないんですよね。

 見終えてみて、まずアル・ゴア氏の生き様に触発されるものがあります。過半数を超える票を得ながら大統領になれなかった後、どう人生を生きていくかを自問自答して、この地球温暖化の危機を回避する活動に生涯を捧げると決めて、1000回にも及ぶ講演を世界中でして歩く‥。

 若くして上院議員になっていたときから訴えているそうですが、経済界からのバッシングにも耐え、一貫した態度で訴える姿には心を打たれます。

 既に世界中で異常気象が常態化する現実となり、最大の元凶となっているアメリカ国民も気づきつつある。しかし、まだまだ行動には移れていない。

 会社内もそうなのですが、気づいても簡単に行動できないのが人間の性(さが)。それを仕組みづくりで成せるように持っていけるのが政治家でしょう。

 ゴア氏には、また政治の世界に復帰してもらいたいとも思いました。