エアーズロック 夕張市が財政破綻してから、市職員の賃金カットなど、凄いリストラの嵐のようです。

 いくら自己責任の原則といえども、市民っていうのは、引っ越せばその立場の人でなくなるわけですし、ほとんど財政支援されずに進むとすれば、冷たいなあとも思えるのですが、いや、これはもしかして‥。

 この夕張市こそが、本気で行政サービスを「効率」という面から徹底的に、文字通り再構築する壮大な「実験場」になろうとしているのではないのか!

 国単位では、オーストラリアとかニュージーランドの行政サービスの効率化は見習うべきものがあると言われておりますが、それもこれも、尻に火がついて、逃げ場が無くなったから、本気の改革に結びついたのでしょう。

 その過程で、住民で出来ることは住民でやる、といったようなことを徹底してやったとき、近所づきあいはより深くなるでしょうし、この苦難を経て光明を見つけたとき、本当に強い絆で結ばれた住民がそこにはいる‥。そんなふうになるのでは。

 なんて楽観的かもしれないですが、大体「再チャレンジ」とは、夢や可能性に挑戦する人をいかに作るか。

 お金で支援するのでもなく、楽にしてあげることでもなく、ただ見守ることも大切というわけでしょうか。

(写真:オーストラリアのエアーズロック)