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 取引のない金融機関さんが融資の話でアプローチに来られることがあります。融資だけじゃなく、こんな事もできますよ、あんな事も出来ますよと、プレゼン資料を頂きます。なかなか攻撃的です。

 その中で、飼料価格の高騰のリスクを円ドルレートでヘッジしませんか、という話を頂きました。こういう話は何度か頂きましたが、どうも好きになれないですね‥。

 決算の最後の数字が、本業とはかけ離れたところで調整されるというのがどうも‥。それをやることで、結果的にそこに「賭け」の要素が出てくるわけで、そこで救われたり、逆に持って行かれたりというのは、どうも、ね。

 会社のリスク分散は経営者の仕事ともいえるわけですが、それより本業で勝負して、飼料価格という逆風があるのなら、それに社員が一丸となって奮い立ち、戦っていきたいものです。

 そういう周囲の環境を肌で感じる「ダイレクト感」ともいうべきものを、社内に醸成できたほうが、社員は本気で仕事ができ、得る喜びも多いのでは?

(写真:「世界の山ちゃん」の手羽先‥強烈な胡椒でくしゃみが!)