ブッシュ大統領は1月23日の一般教書演説で、これからの10年でガソリン消費量を20%削減する目標を示しました。
その柱の一つとして、ガソリンの代わりにエタノールを自国で作ることを推進しており、その原料として使われるトウモロコシの市場が高騰。世界の畜産業界に大きな影響を及ぼし始めています。
まあ、それで原油価格は抑えられ、ガソリンは安くなるかもしれませんが、結局消費者にとっては、畜産商品の価格に跳ね返ってくるという構図になりそうです。
我々にとっては、飼料価格が上がることになり、大幅なコストアップになります。その分、鶏肉相場が高くなるのを祈らざるを得ません。そのためには、海外からの輸入が減少してほしい。
世界の飼料穀物の供給基地であるアメリカからの穀物輸出が減れば、世界の畜産の生産量も減と考えるのが自然では?いや、そうなって欲しいものです。
ところで、エタノールをずっと前からガソリンと混ぜている国といえば、ブラジル。私も何度か行きましたが、都市がまさしくアルコール臭くて、独特でしたね。世界中の都会が少々お下品な臭いに包まれるのが21世紀なのでしょうか?