
ある金融機関のシンクタンクの方がお見えになり、CSRの取材をしていかれました。論文の素材にということだそうです。
「大企業にはCSRの重要性が認識され出したが、中小企業はこれから。そこで先進的取り組みをされている貴社に‥」という案内文を頂き、面食らってしまいまして一度はお断りをしたのですが、大丈夫ですから‥ということでしたので、ためらいながらもお引き受けしました。
平成16年に、?十文字二戸フーズ(現在の?十文字チキンカンパニー 二戸工場)は、障害者を積極的に雇用したということで、厚生労働大臣表彰を受けております。まずは、そのことが切り口での質疑応答。
それから父の代の考え方についての質問。 「会社が利益を出し、たくさん雇用するのが最高の社会貢献」とか「豪華な保養施設を用意するとか言うお金があったら、社員に還元するほうを選ぶ」と父は以前、口癖のように言っておりました。
地元という意味では「生まれも育ちも地元。逃げも隠れも出来ない。」とも父は先日の叙勲パーティーで言っておりました。
私の代になり、企業理念を「地域と我々の潜在能力を引き出し 真に価値ある食品作りを通じて 豊かな食生活に貢献する」と掲げました。
地元の人の潜在能力を引き出すことと、地元の自然とか資産を有効に活用することで、良いものを作り、良き食生活のシーンに裏方として貢献できればと思っています。
こうしてみますと、当社にとって、ステークホルダーの順位付けとしては、やっぱり「地域社会」が大きいのかも知れません。