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 当社にとっても初の試みだったと思うのですが、埼玉県のあるスーパーさんの精肉コーナーで、鶏の解体の実演販売をやりました。とは言っても、実演は当社の工場から来た課長と女子社員がやって、私はそばにいるだけでしたが。

 屠体のちょっとグロテスクな姿に、目をそらして通り過ぎるお客様もおりましたが、結構皆さん興味津々で見て行かれたようでした。子供さんに積極的に見せようとする親も結構いて嬉しかったですね。

 「今日のは特別新鮮ですよ!」「どうして?」「通常のところに並んでるのは、昨日岩手の工場でばらしてから持ってきたもので、これは昨日ばらさずに岩手から運んできて、今ばらすから鮮度も良いですし、熟成効果があるからいつもと違う食感になりますよ」。バックヤードでやっている作業をただ見せていると誤解している方も結構いたのでは。「岩手のとり肉会社の社長」と私も名札を付けたのでしたが。

 それにしても、お客様はどうしても包丁を持っている人の方に会話したがるようでした。包丁さばきでプロとしての尊敬の眼差しが得られるとすれば、当社内にはたくさん出来る人がいるのだと再認識しました。