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 昨日朝、イギリスでH5N1型の高病原性鳥インフルエンザが死んだ白鳥から検出されたとのニュースが入ってきました。

 これはチキン業界関係者にとっては、非常に憂慮すべき事態です。日本に導入される鶏種の大半がイギリスから来ているので、イギリスからの生きた家禽の輸入がストップしてしまうとすれば、我々の産業は成り立たなくなるかも‥。

 まあ、そうなっても、輸入は原種鶏(祖父母)のひよこ段階の話ですから、1〜2年のタイムラグは発生するでしょうし、日本のバイイングパワーで種鶏(親)の第3国からの輸入も可能でしょうから、大丈夫じゃないの?とも言われておりますが。

 イギリスに先立ってフランスからの輸入が断たれましたが、フランスは世界的に数少ない赤鶏の輸入元なので、こっちのほうが心配かも知れません。

 日本国内では、国主導で独自のブロイラー品種「はりま」の改良が進められているのですが、国際競争力を持たないので地味に進められておりました。これを機に一挙に普及するなんて事は無いでしょうね。期待しているのですが‥。