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 出張で乗る東北新幹線「はやて」の席の前のポケットには、「トランヴェール」という月刊誌が付いているのですが、この4月号をめくってみると、写真の面白い地図がありました。

 富山を中心とした「正距方位図」なんだそうで、「環日本海諸国図」と呼ばれるそうです。オーストラリアの教科書には南極が上になった地図があるとかいうことは知ってましたが、これはとてもインパクトがあります。

 通常の地図は、日本列島が格好良く立ち上がった海老の姿だとか、右肩上がりのグラフみたいで心理的に安定するというか、日本人の美意識に日本列島の姿も合致しているような気がしますが、この地図はそれを見事に崩し、フライパンに乗った海老みたい‥。

 「日本海は、列島各地や大陸をつなぐ『道』だ」と見出しがありましたが、なるほどそうだなと再認識しました。見方が変われば変わるものですね。

 あれこれ考えさせられる地図でした。