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 チキン業界は、結構歴史が浅い業界です。日本にはもともと肉卵兼用種の鶏があり、どちらかというと卵が中心で、肉の方がバイプロダクト(副産物)といった位置づけだったのです。

 そこに昭和30年代にアメリカから肉専用種、よく言われますブロイラーが入ってきて、日本経済の復興とともに爆発的に普及。チキン会社の創業はその時期に集中しております。

 各地の雑穀問屋さんとかが、飼料の販売量の拡大のためにチキンの世界に進出した例が目立ちますし、大手商社さんも同じような意図で進出していった例が多かったようです。つまり「商い」の延長で取り組む会社さんが多かったのです。

 そういう意味では当社は例外中の例外でしょう。なにせ、普通の農家だったんですから。

 農家ですから元手は大したことは無かったはずですが、協力してくれる人がいて父の事業は成功していきました。

 そして、気が付くと大手10社で国内生産の50%を占めるほどに寡占化してきたのですが、その大半が大手資本系列で、地元の独立資本の当社は異彩を放ちます。

 農家が原点だということを忘れずに、と父はよく言います。私は農家はやったことがないのですが、そういうスタンスは失いたくないと思っております。

(写真:地元二戸の公園にもまた白鳥が‥キテホシクナイ)