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 よく「社長は毎日どんな仕事をしているのですか?」とか「社長はだいだいどこにいるのですか?」と訊かれます。

 どんな仕事かと言えば、あれこれあるし‥、雑用かな!半分くらい本社にいて、あとはどこにいるって言えばいいんだろう?ん〜?などと、自分でも正確な答えを持っていないまま社長業も4年を経ようとしております。

 「社長の仕事とは何だろうか」という究極の質問があります。それに対しての私の答えは「結果を出すこと」です。というか、結果を出す全ての「仕込み」をすること。

 なぜ「仕込み」という言葉を使うかというと、経営をしていてつくづく「結果が出るまで時間が掛かる」と感じるからです。醸造過程をイメージする仕込みという言葉が、その時間差を言い得ている気がします。

 だから、今やっていることは正しいか、世の中のスピードに追いついているのかは、ちょっと時間が経ってみなければ分からない。すぐ結果が出ないのが本当に怖い。今結果が良いとすれば、それは過去の仕込みが良かったからでしょう。

 結果が出れば関係者は皆幸せになるし、結果が出なければ不幸が発生する。どんなに一所懸命努力しても結果が出なければ駄目。逆に結果が出れば「勝てば官軍」でチヤホヤされます。

 それが経営者の宿命と肝に銘じております。

(写真:二戸出身の先人、相馬大作の石碑。形が変?)