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 14日〜15日、5年ぶりに全国大会に参加してきました。ここのところスケジュール過密状態が続き、やるべき仕事が少々遅れ気味でしたので、朝一番の新幹線に乗り、横浜の会場に着くまでは正直なところ、今回は直前にキャンセルすべきだったと少々反省していたのですが、最初の塾生の体験発表を聴いて、早くも来て良かったと痛感しました。

 年1回の全国大会は、8人の塾生の体験発表(30分)とそれに対する稲盛和夫塾長の講話(10分)が基本です。その一部始終は後に本になって届きますし、そのビデオを地元の例会で見る機会もありますので、それでも勉強になるのですが、やはりその場の空気感を共有するというのは、格別のものがあります。

 全国各地の例会での塾長との経営問答は、どちらかと言えば発展途上の塾生の苦悶を披露する場という感じですが、全国大会は、既に成功者の範疇に入った塾生がどういう生き様で、どういう苦労を重ねた末に、どういう盛和塾での学びがあって、今に至っているかを披露するパターンです。それはまさに発展途上の塾生の憧れのようなもので、発表者のようにありたいと共感していくのです。

 一般的な経営セミナーでは、単純にこうありたい、こうあるべきだ、になってしまうのでしょうが、経営者としての魂のストーリーを見せつけられると、ああ、自分はまだまだだなあ、もっと精進しなければ、と心底思えます。

 「会社は社長の器以上にはなれない」そうですが、自分が会社のボトルネックにならないように、盛和塾を軸にこれからも学んで行きます。

(写真:会場のパシフィコ横浜国立大ホールのテラスにて、休憩時間)