
今日午前中に、表題の会が二戸市シビックセンターで行われました。今回は「高病原性鳥インフルエンザ」に絞った会として、チキン産業の盛んな当地で行われ、前半は鳥取大学の伊藤壽啓教授の講演、後半はパネルディスカッションということで私もパネリストに名を連ね、当社の衛生対策の現状を説明し、少々発言してきました。
100人ほどの聴衆は一般消費者というより、業界人が大半を占めていたようです。質疑応答は活発に進められ、ウインドレス鶏舎はなぜ殺処分の例外になったのかとか、この冬高病原性が発生したらワクチンは使えるようになるのかといった質問が出ておりました。
伊藤教授は、ロシアと中国の間を南北に行き来するキャリアの野鳥が、東西に軌道をずらして日本にくることは非常にまれであると指摘されました。先日、今回の茨城県の発生は業者の違法なワクチンが疑われるという報道もあって、私も心理的にはややほっとした感があります。
昨年と今年で、なんとなく分かってきたのは、変なワクチンが国内に持ち込まれない限り、あるいは韓国で発生して近い西日本に野鳥が持ち込みさえしなければ、日本は大丈夫なのではないかということです。でも、例外がまた発生するかもしれません。心していかねば。