きまじめチキン日記

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2012年05月

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 北は北海道から南は鹿児島まで、皆様遠路岡山までおいでいただきありがとうございます。温暖化の影響か、この春、各地で強風に見まわれ被害に合われた方もいらっしゃるかと思います。お見舞い申し上げます。各社さんとも鳥インフルエンザの厳戒体制は解かれておりますでしょうが、5月に入ってからも台湾でH5N2の高病原性鳥インフルエンザが発生しておりますので、海外渡航には十分お気をつけ下さい。

 さて、4月の技術部会の私の挨拶で、農場長に5年ごとに更新される国家資格をと提唱しましたところ、各方面から少しだけ反響を頂いております。監督官庁である農林水産省にしてみると、食鳥業界だけ先にというのは考えにくいとは思いますが、生産側自らがこんなことを言い出し、実現に向かって進むことになれば、消費者はどう思うでしょうか?

 大歓迎されると思います。鳥インフルエンザだ、口蹄疫だ、BSEだと昨今、畜産の病気に関する話題がここ10年異常に多くなり、食の安全に対する関心が高まっているだけに、畜産団体が積極的に上のレベルを目指して取り組んでいることが分かれば、ますます国産に対する信頼性が増します。

 いや、信頼性が増すだけでなく、実際畜産業のレベルが高くなります。そして社会的な地位が高まることで、業界全体でも採用面でも改善されるのではないでしょうか。

 ところで昨今、脱サラして農業でもやってみようかとか、畜産でもやってみようかと思われる方は多いようです。しかし逆に農業、畜産ともに成功できる確率を考えると、逆に一般的なサラリーマンをしているより敷居が高いはずです。

 ちなみに、たくさんの人間を扱う医者は非常に高い知識を必要とします。獣医はそと同等の知識が必要になっています。医者には看護士というサポート役がおり、国家試験です。少なくとも現代の畜産に従事する仕事をしている方は、飼育羽数、飼育頭数から考え、病気が発生した時の社会的な影響を考えると、少なくとも看護士以上の知識・技能が必要ではないでしょうか。

 私は先日、産業廃棄物取り扱いの資格を5年ぶりに更新しました。産廃を不法に取り扱うと社会的に非常に影響が大きいわけで、その抑止力という点からも国家資格があるのでしょう。その仕組になるほどと思いましたし、ならば畜産業にも同様の資格があってしかるべきだと思います。

 それからもうひとつ問題提起したいことがあります。カリフォルニア州で、採卵養鶏のケージ飼いを禁止する法案が通ったというニュースがあったのは数年前だったでしょうか。カリフォルニア州で禁止になっても、他州から流入する卵はケージ飼いでない卵が入ってくる。なんともおかしな話なんだろうと思いましたが、日本でも似たような話になっているのです。

 抗生物質残留が心配無いように飼料安全法では7日間の休薬期間が定められており国内の我々はそれを厳守しているわけですが、輸入チキンはまったくそれが当てはまっていないようです。EUでは輸入国にあたるタイにはEUの飼育ルールをそのまま当てはめるのだそうですが、日本はまったくそういうことにはなっていないようです。入った時点で問題なければ問題なし、という見識なのでしょうが、スタート地点は同じにしてもらいたいものです。

 また、業者さんから聴いたところによりますと、飼料添加物の許認可は、欧米にかなり遅れているとのこと。

人用の医薬品でもそうですが、効果とともに副作用などの害が軽減する方向にも改善される傾向にありますので、いつも5年や10年古いものを使わなければならない現状では、ハンディが有り過ぎます。是非、スピーディーな対応を監督官庁にはお願いしたいと思います。

 最後になりますが、日本チャンキー協会はこのたび40周年を迎えたとのこと。素晴らしい商品とサポート体制があってこそであります。供給して下さっているエビアジェンさん、株式会社日本チャンキーに感謝申し上げ、冒頭の挨拶とします。

 (写真:懇親会にて)
 

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 当社の委託農場にあたる株式会社レアル産業さんの高森北ファームの3鶏舎が完成。昨日は落成式・懇親会のために70人ほど集まり、何とその鶏舎の中で開催されました。

 実は私は出張予定だったので担当役員が出席になっていたのですが、なんとかギリギリ懇親会のあいさつくらいまでは居られそうなので、急きょ出席してきました。結果、やっぱり食事にありつけなかった(笑)。

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 委託農場と今回は書きましたが、当社内では「売買農場」と言っています。わかりやすく看板には「オーナー農場長」とも書きましたが、ひよこや飼料などを当社から買って、大きくなった生鳥を当社が買い上げるという仕組みです。 

 つまり、万が一何らかのアクシデントで生鳥が全部死んでしまえば、自己責任。当社では7割方、直営農場なのですが、それだと成績が悪くても会社が大半を被るので、まあ安心といえば安心。つまり売買農場はハイリスク・ハイリターンで、それに比べると直営農場はローリスク、ローリターンと言えますね。

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 ですので、家族経営で借金して農場経営するということは相当の覚悟がいります。その反面、本気で仕事に取り組みますから、成績もおしなべて良い。一国一城の主として人生を謳歌することが可能で、売買農場長さんたちは私から見ると目の輝きが違う。一言でいえば、経営者なのです。

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 今回は農林水産省の補助金に恵まれ、レアル産業さんの第3農場としてスタートしたのですが、社長のお父さん(写真中央)の挨拶の一言一言の朴訥で謙虚なことに来場者はみな好印象を持たれたのではないでしょうか。

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 息子さんの専務は私と同学年ですが、やる気満々。ご近所や親戚の方々はパーティーの後ろの席に並んで見守っていました。

 直営農場を会社で建てていくことももちろん積極的にやっていきたいと思いますが、家業として農場経営をしていく人たちが増えていくのは何より嬉しいことですし、当社の成長にとっては時間短縮にもなりますので積極的に応援していきたいと思っております。

 脱サラしてとか、業種転換して参入したいという方がいらしたら、遠慮なく電話一本ご連絡ください。


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 今年は雪解けしたら走ってみようと思っていたのですが、ずっとサボってしまっていて、今朝やっと実行。3キロと少しですが。 

 実は3年ほど前にランに挑戦してみたのですが、右膝が痛くなって、持病だからもう硬いコンクリートの上で走ることは一生できないんだと思っておりました。 実際今日も痛くなりました。

 しかし、その後情報を集めると、始めたころは痛くなるのが普通で、それを通り越してやっていると痛さが引いてくるということが分かって俄然再度挑戦しようという気になったのでした。そういえば、ダンベルで上半身を鍛え始めた時も痛かった。

 それにしても今日は最高の天気。暑くなるとまた億劫になりそうですが、頑張ってやりたいとおもいます。と宣言することで、続けることにつながればと思います。

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 昨日、小学校の運動会の合間に時間が空いたので市立図書館へ行って、お目当てのアサヒカメラの最新号を読んだ後、クルマの雑誌もペラペラとめくったら、あれまー、ノーマークだった4月発売のメルセデスベンツBクラスにディストロニックプラスがオプション設定できることになっているじゃありませんか。

  ディストロニックプラスと言えば、一般的な言い方で言えば、ACC。アダプティブ・クルーズ・コントロールですね。他にはレーダー・クルーズ・コントロールとも言われますし、BMWはアクティブ・クルーズ・コントロール、スバルはアイサイトと言います。

 厳密にはそれぞれ複合した機能を称するみたいで微妙に違ったりしますが、前車追随機能+信号認識+自動ハンドル=自動運転なわけで、自動運転の3分の1の機能が付いているという面で私にとってはほとんど同じです。

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 これ、以前にも書きましたが、国産車だと上限である正味100キロ(メーター読み110キロ前後)に設定しても100キロ制限の高速道路だと流れに乗れなかったりします。

 ですので我がスカイラインクロスオーバーでその歯がゆさを感じながらもACCに味をしめた私は、上限スピードが遥か遠くにある輸入車でこれが付いている車種をずっとチェックしていたのですが、ボルボ∨60以外は高価格帯で馬鹿デカイクルマばっかり。アウディQ3にもイヴォークにもオプション付かなかったのでガッカリしてたら、コレを発見したというわけです。

 しかもこれ、ドライバー目線も高いからSUV好きの私にも悪くないかも。それに確かこのクルマ、前評判がいい。というわけで今日、八戸に娘の送迎ついでにヤナセに寄って試乗させていただきました。

 あちこちのレビューにあったように、内装の質感はバッチリ。アクセルの感触も急発進しない感じで好印象。シートの高さの調整幅がすごくあって、一番低くするとあまり背の高いクルマを操っている印象が薄くなるほどですが、高くすることでSUV並のドライバー目線は確保できそうですし、乗り降りも楽になります。

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 運良くディストロニックプラス装着車(全車に15万円のオプション)があったのでそれを使って試乗しましたが、全く問題なくいいですね。停止してもキャンセルに成らないのがいい。

 我がBMW116iより静かですが、乗り心地は16インチの一番ベーシックなタイヤだったのですが、ちょっとゴツゴツきます。

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 ちょっとびっくりしたのが、オートマのギアレバーがハンドルの右奥にさり気なくあること。右か〜。ウインカーと入れ替えてくれよ〜。でも私にしてみれば、左の腰の位置にあるより好きですね。 

 さて、そろそろ結論ですが、ACC付けて314万円からか!と驚いた反面、カタログを片手に営業の方の話を聴いていると、さすがにそんなに美味い話はないかとちょっと醒めてきたのも事実。

 まず、ずっと上のグレードにしないとオートエアコンに成らない。それからリアのプライバシーガラスは更に敷居が高い。加えて、今どきプッシュエンジンスタートのオプションが無いのでキーを刺すしか無い。

 また、日本仕様はずべて本国のスポーツグレードと同様、車高を落としてあって最低地上高は105mmしかない! 日本の立体駐車場対策なんですね。 北国のユーザーがこれを買ったらどうなるのか? 壮大な実験がこの冬に始まろうとしている!? 営業の方も注文したそうで、冬タイヤは少し大きめのタイヤを履かせると言ってました。あとは部品をどこからか手に入れてノーマルに戻すしか無いのか。

 願わくば、本国のノーマル車高を出して欲しいですし、いっそのこと4WDを出して欲しい。更に私としてはでっかいサンルーフが欲しい。以上、解決になったらすぐにでも欲しい。でも本命は晩秋に出ると言われる車高の低くなる凝縮感最高のAクラスかな。

 ちなみにメルセデスは今後、全グレードにディストロニックプラスを展開するそうで、それはほんとに楽しみ。他の外車メーカーも刺激を受けて出してくれるといいですね。そして最終的には国産車も上限をもうちょっと上に持ってきて高速の流れに乗れるようにして欲しいですね。

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 昨日はめんこい協同組合の第13回総会と懇親会を、東京事務所のそば錦糸町界隈で開催しました。

 めんこい協同組合は中国人実習生事業を主に行なっています。何かと人的なトラブルがありがちなこの事業ですが、またよき1年を振り返ることができて、スタッフと組合員企業に恵まれ、代表理事としてホントに有難いことだと感じております。

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 とはいえ震災後には、組合員企業の1社が民事再生を申請したということがあり、そのことで現時点でも不確定な要素があるのですが、1社を除く全会員が食鳥処理業で派遣を受けているので、実習生の横滑りが割とスムーズに出来るという強みがあります。

 ですのでこれからも食鳥業界を中心にお役に立てればと思っていますが、食品関係の近隣の業種についてももちろん対応可能ですのでよろしくお願いします。

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 ヤオコーさんには永年当社の商品を扱っていただいております。パートさんたちを含め店舗の現場の方々が毎年のように当社を訪れるという稀有なお客様です。

 そんなこともあってヤオコーさんのことに注目していると、文字通り「人を活かした経営」を徹底して実践していらっしゃることがわかってきて、異業種ながら真似たいものだと思ったものでした。

 そのヤオコーさんについて同じ埼玉県比企郡小川町出の「しまむら」と一緒に創業のストーリーを追ったのがこの、小川孔輔著の「しまむらとヤオコー」です。

 ヤオコーの礎を築いた、川野家に嫁いできた今は亡き川野トモ元社長の活躍ぶりが伺えるとともにファミリービジネスの一例として非常に読み応えのある本でした。

 最近ではスーパー最大手のライフさんと提携を発表し、勝ち組の代表としては少々意外にも感じましたが、地元岩手でも熱き戦いをくりひろげているユニバースさんとジョイスさんが一緒に北海道が地場のアークスと提携するような時代です。これからも驚きの発表が相付くのではないでしょうか。

 小売の再編統合がどう進むのか、それぞれの会社さんの動向には当社に関連があるからと言うこと以上に、時代の変遷とともに経営はどうあるべきなのかという意味で興味津津です。

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 ユダヤ人の思想に関する本は以前にも何冊か読んだのですが、この「ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集」はユダヤ人の考え方に惚れてユダヤ人になった日本人、石角完爾さんが書いた分厚い教典「タルムード」から引用して解説した本です。

 これまでユダヤ人について読んだなかで一番強烈に印象に残っているのは、「ユダヤ人はトイレにいく前に手を洗う。なぜなら大事な所を触るから」という一文で、同時に大いに共感した(さすがに実行はしてない)のですが、こうして読んでみると私自身既にユダヤ人的思想が結構入ってしまっているなと実感。日本人とユダヤ人どっちに近いといえば、ユダヤ人かもしれません。

 少しだけマーカー線を引いた所を引用しますね。

 日本人は「苦あれば楽あり」と言って我慢すればいつかは必ず幸せになれると教えるが、ユダヤ人から見れば非常に間違った教えである。ユダヤ人は「楽あれば苦あり」と考える。

 タルムードの教えに次のような格言がある。「古い果物の上に新しいものを重ねて籠に入れて売ってはならない」

 日本では騙すほうが悪い、という認識は共通だ。一方ユダヤでは騙される方が悪い、という認識が共通だ。騙されないためには質問する以外にない。

 人と違うことを日本人は嫌うが、人と違うことは最もユダヤ的なことなのである。


 「ノーペイン、ノーゲイン」つまり「自己犠牲なくして成功は得られない」という考えはユダヤ人は子供の頃に叩き込まれるそうですが、私がそれに気がついたのは30代になってから。このことは子供たちに叩きこんでおきたいと思っております。

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 今年3月30日まで岩手農協チキンフーズ株式会社として、十文字グループの一つの工場として動いていた県北工場が、4月1日より株式会社フレッシュチキン軽米として順調に動き始めていたわけですが、昨日、関係者を集め開所式が開催され、私も出かけて参りました。

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 従業員休憩室でセレモニーの後、工場見学。もちろん休日なので設備だけの見学です。そして懇親会。トータル1時間半ほどでお開きとなりました。

 ところで親会社のニチレイフレッシュさんの方針で地元軽米町と連携して鶏舎建設も検討中と噂されております。地元の雇用拡大にもなりますし、岩手が鹿児島・宮崎に追いつき追い越す一助にもなりますし、期待したいところです。

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 社長を囲んでの食事会は昨晩で4回目。県央工場の20代の若手10名と工場から5分ほどにある「花の森レストラン」に行って来ました。私にとっては2回目です。

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 菜彩鶏のコースで凝った3品出していただき大満足。この2つ目の皿の菜彩鶏は自家製スモークだそうです。手が込んでるー。ちなみに本間調理長は元八幡平リゾートホテルに勤務していた方だそうです。

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 今回参加してもらった20代総合職・事務職社員たちは、一人23歳の2年目の社員を除いて26〜29歳とこんなにもいたかなと驚くくらい若い。私が「こういう洋食のレストラン、来ることある?」と聞くと、まあ女子は別として男性の中には「初めてです」とか言う社員もいるんですよね。で、ナイフとフォークの使い方をおさらいしたりして。

 そう。大体こういう洒落たレストランは女子専門みたいなイメージ受け止められている傾向が地元では本当に強い。それなら食事会というかたちでそういう店を設定すれば、かかった費用以上に効果的かと思い、この春十数回シリーズで企画したというわけです。

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 美味しいワインを飲んで美味しい料理を食べることで、もっと舌が肥えて、食品産業人としての幅を広げてもらうきっかけにもなればと思っております。

 「来年は‥」と社員に言われましたが、今回は合同合宿実現の産物ということで、考えておりませんので社員の皆さん、あしからずご了承ください。

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 板倉雄一郎著「社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由」は、ある書評で勧められてアマゾンで買った本ですが、偶然にも私と同じ1963年生まれのIT企業社長の倒産までの物語ということもありますが、スピーディーな展開を見せる現実をそのまま描写していく様に引きこまれ、大変興味深く読ませて頂きました。

 しかし私が38歳で社長になる前に既に書かれた本であり、学生時代に創業して1997年といいますから34歳の時に倒産を経験して直後に書いた本なんですね。早熟ですし、この文才にも驚きます。

 要約すると‥、既にビジネスをたちあげていた著者が考えに考え抜いた末産まれたビジネスモデルを実現しようとして動いたら時はITブームで追い風。しかしあっという間に銀行のBIS規制で自己資本を上げなければならなくなって、貸し渋りにあってあえなく倒産。ちょっと可哀想な物語です。

 しかしさすがバブルを経験した世代の若手起業家だけあってピーク時にはフェラーリを買って、クラブの女の子と同棲して80万円のペットを飼って‥みたいな私生活があってうまくいかないときはチクリと言われたみたいなことまで率直に振り返り描写されています。

 前にも書きましたが、私も実業家として成功したらフェラーリを買ってやろうと思っておりました。しかし、今やその手のエキゾチックカーの世界自体にあまり興味を覚えないし、今現実にそれをやってしまうと地域で浮きすぎるし、自分のキャラがそれに追いつく自信無いですしね。でも、実用的なポルシェはとっても興味ありますけど(笑)。もしかしてポルシェを手に入れたらフェラーリに行きたくなるものなんでしょうか?

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 ある新商品の比較試食。当社内で試してみたら既存のものに比べ差が分からず。しかし先方では劇的な差が出たということで、再度食べてみましょうよという提案をいただき、今日は一緒の場で試食する機会が設けられました。

 結果としては差がわからず。先方も、少なくとも今回は違いがないことを認めていただきました。

 それにしてもホントに比較試食は難しいですよね。まずもって、同条件にすることが難しい。同じもも肉でも上のほうなのか下の方なのか、皮の付き具合はどうか、サイズはどうか、過熱状態は一緒に出来たか、味付けがあったら濃淡は均一なのか‥、キリがありません。

 そして人の先入観を排除するためには、本来ブラインドテストでやらなければならないと思います。そしてテスターに「絶対違いを見逃さないぞ」という気持ちが入っていれば、相当なものでしょう。

 今日はこれまで先方との見解の違いがあったので、私も本気モードで挑みました。

 比較試食は我々この道のプロと言えども食べることですからリラックスムードになってしまいますが、改めてビジネスの戦場なんだという思いを強くした試食会でした。

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 カナダっていい国だと聞いてましたけど、実は全くノーマークでした。今回、モントリオール郊外に滞在するので気候とか調べたら、旭川あたりより冬は寒そう。「二戸より寒いところは勘弁! まあ今回はいい季節なのでいいけど‥」くらいの気持ちで出かけてきました。

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 滞在は先方のアレンジでB&B(Bed & Breakfast)を選びました。ネットで検索しても名前が出てこないマイナーな宿。滞在中私以外のお客さんゼロで大丈夫かと心配になりましたが、朝食は美味しく満足度高かったです。

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 モントリオール郊外のオカという町とベースに、遠くはオタワまで行って、レンタカーを借りて延べ500キロ走りました。

 高速道路は日本と同じで100キロ制限。しかし日本より10キロは平均スピードが早い感じ。景色も綺麗ですし、快適なドライブです。朝夕の時間帯は特に。

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 高速道路以外のダム湖周辺も走ってみましたが、いやーこれがカナダですか。住宅が美しい佇まいを見せて、映画のワンシーンのようで本当に美しい。それにちょっとした川を渡る小型のフェリーがそちこちにあって、これがなかなかドライブの気休めにリフレッシュして気持ちいい。 

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 調べてみるとカナダは移民受け入れで人口はG8の中で一番伸びているそうです。とはいっても3400万人。まあ、日本の本土が北米全体だとすると、北海道が独立したようなのがカナダみたいなものと私は解釈しました。

 税金は高く、医療費無料。しかし政府の財政は健全。進歩的で合理的だそうですが、オーストラリアやニュージーランドみたいにこれら小さな国は世界のいいとこ取りをしているようで、素晴らしいですね。

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  目に入るものを綺麗にすれば心も綺麗になるし、合理的に物事を考えられるようになるという原理原則を体現しているのがカナダのように思えます。シンプルに人生を楽しめる仕組みになっている国のようで、ああ、これなら世界中がカナダに憧れるわけですね。

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 いやー、びっくりした。先月、縁があって、上場企業のデリカフーズ株式会社さんの子会社のデザイナーフーズ株式会社さん主宰のセミナーに参加した時のこと。

 休憩時間に出された試食が、野菜にチョコを付けて食べるというモノ。名付けて「チョコベジ」と言うのだそうです。 考えられない!!

 私自身、以前はチョコレートが大好きで、特にバッカスチョコレートとラミーチョコレートは超好き。しかし顔に吹き出物が出やすいので、ギリギリ少しずつ食べてた頃がありましたけど、野菜とチョコの組み合わせはあり得ない!!

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 実際、食べてみて、このボードの右側に一票を投じました。でも見ての通り結構賛成派が多いんですね。若い世代や子供受けはいいのかな?

 でも、これってもしかして脳味噌の硬直度を測る踏み絵? どう考えてもこれがメジャーになるとは思えない私は典型的な古いタイプの人間かな?

 いや。少なくともこの味のままのチョコなら合わないような‥。

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 それにしても、Farm to Wellnessと題されたセミナーはとても良かったです。医食農工の連携が謳われてましたけど、食材の機能性に着目した更に高度に健康と美容に貢献する食が実現できるはずですし、そのことで国家財政にも貢献できたらと思います。

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 報告がすこし遅くなりましたが、先月上京した際に、昼時に天丼てんやの季節メニューらしき「ねぎマヨ鶏天丼」(580円)が目に留まり注文してみました。

 プラス味噌汁だけじゃ物足りないので、栄養のバランスを考え「ほうれん草のおひたし」(60円)を追加。

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 おお、ボリュームたっぷり。しかしよく考えてみると国産の鶏むね肉の市況はずっと低迷しているので、この丼に100gのむね肉が使われたとしても原料費はたった◯◯円ですか。いま、産地からの売り渡し価格がキロ100円台前半ですからね。

 いや、産地としては否定しているのじゃなくて、この機会に、てんやさんみたいに上手に利益を挙げてほしいと思っております。

 というか、牛丼に対抗してどーんとメジャーに成れないものでしょうかね。

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 国道4号線沿いの当社本社に写真のように大きな看板を建てました。

 「チキン農場オーナー募集中 建設・開業アドバイスいたします 0195-23-3377」

 数年前に異業種からの注目すべき参入者が2人おりました。一人は脱サラした元システムエンジニア。もう一人は山間部の建設業から業種転換で農場経営をやり始めた会社経営者。

 システムエンジニアの方は、既に農場経営に参入している知人(当社と契約している売買農家)を羨ましく思い、意欲たっぷりで借金を背負い農場経営を実現しました。元システムエンジニアだけあって感性鋭く、あっという間に当社の農場成績ランキングの上位の常連に成っています。

 元建設業の方は世代交代して息子さんが今では農場長を担っております。こちらは当初成績は振るわなく正直心配しましたが、2年目からは目覚しい成績を上げ、こちらも成績上位の常連になっております。

 なぜ成績上位に成れたのか? もちろん人的な面での適切な判断・実践に負うところが多いのですが、新型の鶏舎(システム鶏舎)は旧式のものと比べて温度・湿度・二酸化炭素濃度などが管理しやすくなっていることも大きいと思います。

 古い鶏舎は償却が終わっていてコストが安いメリットはあるのですが、新しい鶏舎は初期投資が大きくても成績で稼げるというメリットがある。ですから自信を持って農場経営に参入することを勧めることができます。

 もちろんどんな業種でも、いくばくかの才能と並外れた努力が成功への近道であることは間違いないのですが。

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 ゴールデンウイークとは名ばかりで、当社の工場は29日、3日、4日と休みますが、ほかは稼働です。今日私は早朝出発して久慈工場、二戸工場と巡回してきました。

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 朝7時半過ぎの風景。バスを降りてまずは手の消毒。

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 そしてタイムカード。

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 タイムカードを差し込んで、休憩室に向かいます。

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 朝採ってきたのかな。春の山菜「しどけ」が一束100円で食堂の片隅で売られてました。

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 従業員が降りたバスでは運転手さんが車内清掃。

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 着替えて、長靴を消毒液に浸けたあと、手のチェック。爪や絆創膏などのチェックですね。

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 そして手を入念に洗います。

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 解体室入口でも挨拶。

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 これは残った包丁。ということは休みが多い。

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 休みは赤。管理職はこれを見て配置を練るんですね。

 今年のゴールデンウイークには地元に帰省する方が多いようで、子どもや孫が戻ってくるので休むという方も多いようです。次は田植えと運動会がある再来週あたりが鬼門とか。
 

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 2月にわざわざ役員自ら持参いただいた日本ハムさんの70周年誌。ちびりちびりと読んでましたが、なかなか進まず、雨のゴールデンウイークの日ということで、今日まとめて読み終えることができました。

 食肉業界のガリバーと言われる会社さんですから、どんなふうに成長してきたのか。そして創業者でありカリスマである大社義規氏はどんな人だったのか、どういう哲学の持ち主だったのか。それに傘下のチキンインテグレーション事業の位置付けなどが感じ取れました。

 もちろんピンチといえる時期もあったわけですが、創業者の大社イズムとともに現在の経営理念のそれぞれの文章が日本ハムさんの強さを物語っているような気がしました。実際それを感じますしね。

 それと、デザイン。コーポレートマークもそうですが、北海道日本ハムファイターズになってからのユニフォームを始めとするデザインが非常に垢抜けて、今の躍動的な企業イメージを形作っているような気がします。以前のイメージから大きく変わりましたよね。

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 今年は寒かったので、桜の開花が例年より遅くてゴールデンウイーク後半が見頃かと思ってましたら、今朝散歩しましたらだいぶ散ってきてますね。ここ1週間暖かかったからでしょうか、それとも風?

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 これだと一昨日の30日あたりが見頃だったかな。30日って風強かった日でしたっけ。その日は疲れ果てて家を一歩も出なかったですからね。

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 あー、気がつくと桜前線は過ぎ去っていくのか。ちなみに弘前公園は二戸よりは遅くてネットで見ると4連休にピッタリでしょうか。高速道路無料化が終わったので狙い目かも知れません。

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 自転車での散策ついでに石切所の金精様へ。

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 おいおいホントかよー。ブラックジョークみたいなお札がたくさん並んでます。

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 クリックして少し拡大した写真を見ていただけるくらいでちょうどいいかな‥。

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 ちょっと遅くなってしまいましたが、4月24日火曜日に放映されたNHKのあさイチ世界がうなるヘルシーチキン大活用術」の録画したものを見ました。

 たっぷり1時間近く、鶏むね肉とささみの特集。いまとっても厳しい鶏肉相場が続いてますので、業界人としては非常にありがたく思います。 

 番組を見るより前に、業界外の友人から「見たよ。カタカナで 何とか言う物質が体にとってもいいってやってたよ」と言われたので、「それはイミダペプチドでしょう」と断定したのですが、確認したらそうじゃなかった。今回はナイアシンのことを言ってましたね。

 ナイアシンはビタミンB3とも言われ、欠乏すると皮膚炎や口内炎を起こすんだそうで、美肌には欠かせない物質とか。

 それから帝京大学スポーツ医科学センター助教授の虎石真弥さんのレシピ「スーパーむね肉だんご」には注目ですね。むね肉のみならずレバーも混ぜて作ってしまう。貧血だった私の中学生時代の二の舞に我が子がならないように、家内に作ってもらいましょう。

 むね肉のパサつきを出さない料理法もやってました。同じ趣旨の番組だった先週19日のTBS系はなまるマーケットに出ていた料理人の笠原将弘さん、またここで出演でした。人気ですね。どんどん売れっ子になって活躍してほしいものです。

(写真:日本人はほとんどがもも肉好きですが、外人さんにインタビューしたら10人中10人がむね肉好きと回答)

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