きまじめチキン日記

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2011年05月

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 小山昇さんの言葉です。だから、日頃社内に変化をもたらすよう社長は努めなければならないとも。

 性善説か性悪説のどちらかと言われれば、性悪説なんでしょうね。「黙っていたら出来るはずがない」と思い込む。しかし、じゃあ性悪説のほうが冷たいかというと逆のような気がします。

 性悪説のほうは、疑っているから、人間のミスや怠け癖をリカバーする仕組みを用意する。性善説のほうはそういう仕組がないから、いきなりそうなったときに犯人探ししかできなくなる。だから性悪説のほうが人にやさしい。

 ミスや怠け癖との共存という思想は、私の経営観を根底から変えてくれた気がしています。

(写真:28日(土)生産部の合宿研修から=本文とは関係ありません)

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 山形県鶴岡市に行ったついでに、かねてから行ってみたいと思っていた土門拳記念館に案内していただきました。

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 おおっ、写真家として名高い土門拳にふさわしく、酒田市が作ったこの建物はなかなかモダンな風景です。しかも、これで1983年の建設とはビックリ。30年近く前の作品とは到底思えない。

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 今回のメインの展示は「昭和の風貌(かお)」ということで、土門拳のほか濱谷浩、林忠彦、熊切圭介、田沼武能、齊藤康一のモノクロ作品が並んでおりました。

 時間も限られておりましたので、じっくり観るわけにはいきませんでしたが、今の時代では期待できないであろう昭和に生きる著名な人物の濃い意思が表情に現れていて、もっと自分の思いに拘って生きていいのかもしれないと思いました。年配の方の写真が多かったのですが、やっぱり人生が顔に出ています。

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 サブの展示は、土門拳の「東寺」。写真をじっくり見る時間がなかったので、なかなか見れないであろう彼の生涯をまとめた16分のビデオがその部屋の片隅で放映されておりましたので、そっちを見ました。

 写真に取り組む前に彼が書いた絵が出てきましたが、その絵がなんとも素晴らしい。この日一番の印象に残りました。やっぱり感性の出来が違うわ。

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 機会があればまた時間をたっぷりとって訪れてみたいものです。1時間じゃどうにもならん。

 最後に、彼の写真に対する思いを綴った有名な「写真の立場」と題された文章をここに載せておきますね。(レイアウトは自己流です)

実物がそこにあるから、実物をもう何度も見ているから、
写真はいらないと云う写真では、情けない。
実物がそこにあっても、実物を何度見ていても、実物以上に実物であり、
何度も見た以上に見せてくれる写真が、本当の写真である。

 
写真は肉眼を超える。
それは写真家個人の感覚とか、
教養とかにかかわらない機械(メカニズム)というもっと絶対的な、
非情なものにかかわる。
時に本質的なものをえぐり、時に鎮末的なものにかかずらおうとも、
機械そのものとしては、無差別、平等なはたらきにすぎない。
そこがおもしろいのである。
 
写真家は、機械のうしろに、小さく小さくなっている。
写真家が小さく小さくなって、ついにゼロになってしまったとき、
すばらしい写真が撮れているようだ。
しかしゼロになることは、なかなかむすかしい。
せいぜい、シャッターを切るとき、あっちの方を眺めるぐらいなものだ。
写真の中でも、ねらった通りにピッタリ撮れた写真は一番つまらない。
「なんて間がいいんでしょう」という写真になる。
そこがむずかしいのである。 

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 昨夜は初めて山形県鶴岡市に泊まり。取引先のN営業所長の案内で「松乃家」という店で夕食となりました。所長曰く「調べたけど、鶏料理の店はここしかなかったので」。

 近くに5席くらいしか入りそうにない焼き鳥の小屋みたいなのが3軒ほど確認できましたが、さすが山形は豚肉の消費が肉類の半分以上を占めるというだけあって鶏肉は存在感が薄いんですね。

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 店に入ってメニューを見ると、ん?、マダム恵子?、イマイチ意味がよく分からない。

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 あ、これを読むと、「わんぱく農場」の方がやっている店で、福島の伊達鶏も使って料理を提供する店ということか。ということは、そうか、わんぱく農場は採卵養鶏の農場で、廃鶏肉を出しているということか。

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 付出しには、なんとチキンスープ付き。あー、これ美味しい。いいね。

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 メニューはいろいろありますね。「大分風鶏天ぷら」なんてのもあるところは店主の研究熱心さが感じられます。

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 で、注文は焼き鳥の本数を書いてもらう式。

 「他のメニューはどうするの?書くの?」と聞いたら「裏に書いていただければ」。

 あれこれ注文した料理を写真を撮るのを忘れて食べていると、女将さん出現。

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 話を聞いていると、この方、松浦眞紀子さんご自身が採卵養鶏の農場を始めて、この居酒屋を開業して、更に「からあげ屋」という店舗と「マダムCOOK」という加工所をやっているそうです。

 採卵養鶏は放し飼いで、3000羽飼育。月に250羽の廃鶏の処理を自社内でやって、半分弱を店舗で使っているそうです。廃鶏(卵を産まなくなった老鶏)だからマダムというわけですね。

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 こちらの素性を話して名刺交換しますと、女将さんは親しみを感じていただいたようで、1時間ほど話し込みました。

 女将さんのドラマチックな半生をお聞きして、すっかり1ファンになってしまいました。

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 わんぱく牧場さんでとれた卵の卵黄はこんなに盛り上がりがいい。「割り箸」で刺しても崩れませんとのこと。どれどれ、先の尖った箸で何度刺しても壊れませんでした。

 こうなるような特別な飼料を与えてるんですか? と聞きますと、「いえ。ケージ飼いだと、舎内は暑くて水を飲むんだけど、放し飼いだとそんなに水を飲まずに、運動しますから」とのこと。坪5羽程度とはやっぱり異次元です。

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 女将さんは、「薄味でしょう?地元の人は濃い味はダメで、文句が出るんですよ」と言っていた廃鶏肉のつみれを使った鍋。あー、だから昼食べた龍鳳の焼き鳥は薄味だったんだ。

 いや上品で十分美味しかったです。しかしこの鍋が2人前とは‥。3人でおかわりしないと食べきれない量でした。

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 これは最後に出てきただし巻き卵ですが、これでハーフ?? 参った。

 女将との話が弾んで、他の料理の写真を撮るのを忘れてしまいました。焼き鳥などは伊達鶏を使い、廃鶏肉は他の料理が中心と使い分けておりましたが、女将のこだわりでメニューには2種類の食材のどちらを使っているのか書いてありません。美味しく食べていただければそれでいい、の一心のようです。


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 新聞を取らなくなって結構経つのですが、震災以降は会社で日本経済新聞をほぼ欠かさず読んでいます。さすが経済界で最も読まれているだけあって納得出来る論評が多いわけですが、近頃はそれと政治の現実・現場との乖離が激しすぎて嫌になりますね。

 さて、今日の日経新聞には畜産関係者が目を引く記事が2つありました。3面の「トウモロコシ最高値圏」と14面の「食品廃棄物 飼料に活用」です。しかもこの2つは表裏一体の動きと言えますね。ほんとに紙面の表裏にあったら面白かったのに(笑)。

 ところで、先日、仕事関係である方に言われた言葉が頭に残っています。

 「畜産とは人類が直接摂取しても栄養とならないものを、家畜の体内を通すことによって、人類が食材として利用できる栄養源を作り出すこと」

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 いや、まったくおっしゃるとおり! しかし現実は、人類の一部が食べられないで苦労しているというのに、人間の舌に合うように畜産動物にわざわざ人間が食べられるレベルのものを食べさせている。

 昨今のエネルギー消費に関しての反省じゃないけど、万物の霊長たる人間はある意味、欲を押さえて生きるべきだと思うし、もっと合理的にムダのない、資源を遣わない方向に進化することが最終的に人類の存続にも良い結果をもたらすと思いますね。

 中でも、食品残渣の有効活用については以前から言われておりましたが、こうして飼料穀物が高いものになった今、代わりに食品廃棄物が利用されるということは歓迎したい動きです。

 ただ、どうしても出来た肉の食味は落ちるそうなので、価格が安くても売れない方向に行きはしないかと少々心配ではあります。

 また、既存の商品ラインナップで美味しい物を訴求している場合、これでイメージダウンに繋がるおそれがあるので、より手の込んだストーリー訴求が必要かもしれませんね。

 技術の進化で、究極的には、食品廃棄物を給餌してもおいしい肉が出来上がる時代が到来するかもしれませんが、未知なる鶏とのマッチングのことも含め、それまでは辛抱かな。
 

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 震災の二次的影響で飼料供給が滞った末に、長期飼育になってしまった鶏の肉は社内でも何度か試食し、好評を博しておりましたが、「ちょっと贔屓目に見てしまうかもな〜」と思っておりました。

 しかし、やっぱりといいますか、舌が肥えていらっしゃる方ほど異次元の味を喜んでいらっしゃるかもしれません。

 というのも、親しくお付き合いしてもらっている農産物流通コンサルタント山本謙治さんの大人気ブログ「やまけんの出張食い倒れ日記」にて高い評価を頂いておりましたのでぜひクリックしてご覧ください

 しかし‥、通常の商品を褒められたわけではないので複雑な気分です(笑)。

(写真:今日の秘密の試食会「美味しかった!」)

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 若い頃はホンダでしたね。シティターボ、才能のシティ、アコード、アスコットとホンダに乗りました。欲しかったけど縁がなかった、CR−X、インテグラ、プレリュードもほんとに好きだったなー。

 しかし、最近ではすっかり日産党になってきました。間違いなくゴーン社長、中村史郎デザイン担当役員になってからでしょうね。スカイライン、ムラーノ、スカイラインクロスオーバーと乗り継いでいます。フェアレディZ、キューブ、先代マーチ、ティーダ、ジュークあたりは冒険とバランス感覚が絶妙のような気がしております。

 さて、リーフが地元のディーラーに届いたというので喜んで試乗してきました。電気自動車は1年ほど前に三菱のiMievを経験してましたので2台目ですね。

 いやー、静かで、加速の時のモーター音が気持ちいいですね。すごく高級だと思います。これから愛車スカクロ(スカイラインクロスオーバー)に乗り換えるとうるさくてガックリします。しかも走り出しでは負けている。

 補助金をもらうとだいぶ現実的な価格になるらしいですが、何年も維持しなければならない制約がつくと思うと、私が買うとすれば補助金申請無しとなるかもしれません。ですとここでオプションを含め見積もると435万円(値引きはゼロの噂)ですか。

 しかし航続距離がガソリン並なら本気で考えるでしょうね。いや、私がこだわる広大なサンルーフと、外車のように上限速度なしのアダプティブクルーズコントロール(ACC)が付いて、オーディオがそこそこいい音がするのなら、カッコ悪くてもすぐにでもサインします。

 しかし最長200キロしか走れないわけで、ということはサブの車にしか成らないわけで、やっぱり躊躇しますね。サブとしてなら、7月に200万円程度で出ると言われるiMievとか、iQのEVバージョンのほうがいいかも。日産もそのうち下のクラスに出すんでしょうね。

(写真:二戸日産にて)

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 学生時代、12月30日夜行バスで東京を出発。二戸市内で大晦日の朝5時過ぎに下ろしてもらって、大雪の中、ちょっと山間部にある我が家まで荷物を持って帰ったのですが、途中近道をしたら急斜面でぶっ転んでしまい、へとへとになって帰った記憶がありますが、それ以来かな、夜行バスは。

 昨日は朝イチの新幹線で上京。代表理事を務めるめんこい協同組合の総会と懇親会、2次会、3次会とお付き合いして、11:45新宿発の夜行バスに乗って、6:45に盛岡駅に着く時刻表だったのが10分ほど早く到着(写真)しました。

 1列3人がけ、トイレ無し、7800円というバスの席を選んだのですが、やっぱり隣とのスペースがあるのは楽でいいですね。結構お酒を飲んで乗ったので、トイレが心配でしたが、4回のトイレ休憩で十分でした。乗り心地は東北自動車道が傷んでいることもあって、さすがに飛行機や電車には及びませんが。

 盛岡駅から朝イチの新幹線に乗って二戸に7:14着。完璧に小学校の運動会に間に合うはずが、霧雨の微妙な天候の中、延期の判断を下さしたそう。ちょっと残念!!

 隣の小学校は決行だそうで、こういう天候のときにPTA会長じゃなくて助かったかな。

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 この度の焼肉店のユッケでの食中毒死亡事故、食肉業界人として生食の規制が相当厳しくなるかと思いましたが、思ったより変わらずに済みそうですね。

 鶏肉を生やたたきで食べる南九州はどうなるのだろうと心配しましたが、噂では鹿児島には生食していいという条例があるのだそうです。ちょっとやそっとのことで生食の文化は揺るぎそうにないということなのでしょう。

 考えて見れば、鶏肉の生食は実際美味しいわけで、食べられるようにすれば、もしかすると地元岩手の鶏肉消費は九州並に上がるかもしれないかも!

 最近のむね肉は厚みがありすぎるくらいあるわけで、トリミングさえすればもしかして生食が可能かも!と業界関係者の会合の昼食タイムに発言。

 そうしましたら、そちらの道のプロから「いや、鶏肉は牛肉などと違って気泡があるから病原菌が中に入り込むんですよ」と釘を刺されました。

 あー、そういうことでしたか。残念。ま、それができたら既に誰かやってますよね。

(写真:全く関係ないですが地元三陸のホヤでした)

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 震災後の混乱は一区切り。昨日で計画外の工場休業は終りになります。

 工場により違いますが、4月で10〜14日、5月で5〜6日臨時休業しました。工場の現場従業員の皆さんはどんな気持ちでいたでしょうか。休業補償で給料が支払われるのでトクした気持ちもあったでしょうが、働いていないのにと申し訳ない気持ちでいる方も多かったようです。わざわざ私宛ハガキで感謝の言葉を伝えていただいた方もいらっしゃいました。

 また、体を休ませることができた反面、体が鈍ってこれからついて行けるか心配する声も聞かれます。

 工場管理職の皆さんに言わせると、やっぱり工場は鶏が来てなんぼの世界。鶏が小さくてはどうにも努力する余地が無いというのが実感のようです。自分の足元だけではなくて、周囲の仕事について関心が行き、当たり前のことに気づくのが、こうしたまさかの時ではありますね。

 ところで、銘柄鶏の飼料供給が遅れたせいで、菜彩鶏と鶏王については、6月24日出荷からとなっております。その日が文字通り完全復活となります。

 お客様にはまだまだご迷惑をおかけしますが、もうしばらくお待ちくださるようお願い申し上げます。

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 数学が得意で、国語の点数がさっぱりだった私はすっかり理系の人間だと思ってましたが、中卒の父に法学部に行けと言われて素直に従ってしまって以来、どう考えても私は理系タイプではなかったことを思い知らされています。

 こんなに文章を書くのが好きだし、「宇宙はこうなっている」みたいなタイトルの本を読んでもさっぱり頭に入ってこないですからね。

 そして地震があってもだいぶ鈍感でいられたので、さっぱりその方面を学んだことがなかったので、罪滅しにNewton (ニュートン) 2011年 06月号 を買って新幹線の車中で読んでみました。うーん、やっぱり脳みそが疲れる。

 知識として学ぶページはもちろんたくさんあったけど、水谷仁編集長の巻頭の「緊急特集号によせて」の文章に大いに頷きました。

 テレビや新聞の報道で、いかに専門家という人たちが頼りにならないかという事を感じられた方もあるだろう。またこれらのメディアで報道される内容についても世界の報道とくらべると、むしろ外国の報道のほうがくわしく、正確な場合があることにも気づかれた人も多いにちがいない。これはある意味で、科学する力が、まだ日本人ひとりひとりの身となり肉となっていないことを示しているように私には思われる。

 おっしゃるとおりです。日本人は情緒的、感情的過ぎて、物理的、理論的に考えることが疎かになっていることをすごく感じます。欧米に行くと、本当にそう感じますよね。

 新聞はまだしも、テレビと、政治と、国民が相互にどんどん情緒的、感情的なほうばかり重視しているような気がします。これでは国際競争力は望めないのではないでしょうか。あー、今日も愚痴でした。

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 巡り巡って、松崎しげるディナーショーのチケットが手に入り、今夜、二戸パークホテルに行ってきました。10年ほど前にお客様の周年パーティーのアトラクションで見たことがありましたが、その時は遠い席で、今回はステージから10メートルもない絶好の位置!

 何を隠そう、私、松崎しげるの2枚目のアルバム「私の歌・俺たちの朝」が大好きで中学時代、磨り減るくらいまで聴きました。このアルバムはすごくいいんですよ〜。

 代表曲「愛のメモリー」はもともと「愛の微笑」というタイトルだったのですが、その名前でこのアルバムに入っています。それから、カラオケで歌うと気持ちいい「私の歌」 。中村雅俊主演の「俺たちの旅」の後に勝野洋主演で人気だった「俺たちの朝」のテーマ曲。そのドラマのエンディングにかかる「どれだけ遠く」がまたものすごくいい曲なんですよ!!

 それ以外の曲は主に松崎しげる本人が作った曲なんですが、結構なにげに良かったりします。

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 というわけで、このLPを持って行って、ホテルの人に預けてサインを頂戴しました。「なつかしいアルバム!有りがとう」と書いていただきました。嬉しい〜。これは大切にします!!

 ディナーショーは正味1時間15分といったところでしたが、汗をかいて熱唱する姿に満足。「愛のメモリー」も「私の歌」もそれから「セーリング・ラブ」も聞けましたが、「俺たちの朝」と「どれだけ遠く」(どちらも作詞作曲、小室等) が聞けなかったのが残念。前半は英語のスタンダード曲が多かったもんな。

 さすがディナーショーのプロ。MCでは笑わせてくれましたが、震災についてももちろん触れていました。二戸は被災したわけじゃないですが、困っている人もいることでしょう。61歳のエンターテイナーから笑顔と元気を頂けました!

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 昨年は二戸市立福岡中学校の体育祭の片付けの時間に参加しただけでしたので、今年は見られて良かったです。

 3人の子を見るために、幼稚園の運動会はトータル7回、小学校の運動会も既に6回を数えるわけですが、割と高い出席率で見てきましたけど、やっぱり中学校は体育祭というだけあって違いますね。

  一言で言って、男っぽい。近くの福岡高校が伝統のバンカラの校風なので、自然と中学校もそうなっていて、これは昔からの伝統と言っていいのでしょうね。

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 競技をあれこれ見たわけですが、リレーでバトンを渡すときが危なっかしくて中には2人の足が接触して自滅した組があったり、大人数の縄跳びで縄を地面にたたき過ぎてその跳ねっ返りで全く飛べなかった組とか、綱引きの綱が上に行って力が入りそうになかったり、うーん、もう少し要領を掴んだら点数も上がるのに、などと最下位チームの息子の親は思ったりしました。

 でも、いいんですよね。中学生まではとにかく全力を出すことをやるべきなのでしょう。

 赤、白、黄色、青、紫の5組中、準優勝とパネル賞と応援賞をさらった白組の喜びようがなんとも印象的なエンディングでした。応援の時のパワー確かに感じましたよ。

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 春の合宿研修でも、新入社員への講義でも、「約束の何分前に行くのがいいのでしょうか?」という質問がありました。

 私の答えは、「自分が約束の何分前に行く人か、ということを自分で決めることじゃないですか。10分前とか、5分前とか、ちょうどとか。」

 私は時間ピッタシの男と言われたいのでそうしてます。集合場所とかに私が先に行くと、立場上、十文字社長より先に行ってなくちゃと思う人がいる場合、特にあまり早く行かないことにしております。

 細切れ時間の達人を目指す意味でも、シャープな人間像を印象づける意味でもピッタリを目指しています。

 というか、日本人はとかく上記のような序列を大事にして無駄な時間を作ってしまうことが多いのが気持ち的に違和感があるんですよね。

 遅れるのは、相手の人生の時間を奪うことだと言いますけど、早めすぎるのも、同じように相手の時間を奪うことになるのでは。この辺りも日本人の生産性の悪さの象徴かもしれませんね。

 まあ、遅れるのが当たり前というのは論外ですが。

(写真:夕食は当社の銘柄鶏を素材にした弁当。見た目同様、美味しかった!)

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 いやー、びっくりしたな〜。鶏の希少部位を扱う噂の店、人形町の「丈参」(たけさん)にやっと来れたと思ったら、そこの店主の片腕として、焼き鳥以外の料理を出す若者が、地元二戸の知っている方の息子さんだったのでした。

 取引先の方と一通り珍しいものをあれこれ食べた後、会計をしたら、「予約の名前が十文字さんというので、もしかしてと思ってたのですが‥」と申し出てくれたのでした。

 このお店、出てくる料理もいちいち完成度が高い。さすが東京の激しい競争をくぐり抜けてきているお店です。

 それ以上に「へー、こんなパーツあったんだ」と思えるものがあれこれ出てきたりして、業界人3人、大変勉強になりました。

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 1ヶ月以上遅れて今年の学卒新入社員に今朝、辞令交付しました。

 その後、さきほど一緒に昼食だったので、まず「この1ヶ月の間、何をしてましたか?」という質問に答えてもらいました。

 もちろん内定者研修の延長として会社から宿題が出されていたわけですが、それ以外は各人各様。茨城県の大学から来た学生は、被災した大学の手伝い。名取市が実家の学生は、物資が届かず苦労した話をしてくれました。宮古市が実家の学生も手伝いで忙しかったようです。

 そして、もうひとつの質問。チキン会社に入ったらしてはいけないことは何だと思いますか?

 ぞれぞれ悩みながら答えてくれました。「野鳥に近づかない」「化粧をして工場に入らない」「消毒するくらいだから、靴は綺麗にしておく」などなど。

 こちらもすべての答えはまとめ切れてないわけで、ちゃんとリストアップして教えてあげられるようでなくちゃね。

(写真:夜の歓迎会は二戸市内のエクセルガーデンカフェにて)

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 数日前、ツイッターで下記の書き込みをしました。

 放射能の基準も、花粉症の治療法も、海外のものをすぐ取り入れずに、日本独自にゼロから考えはじめるので、日本は混乱するし、何でも遅くなる。消費税率もサマータイムも、「流行りものなんだから取り入れてみようじゃないか」というある意味若い発想がないのが日本が停滞している理由の最たるもの。

 表現が下手だったかもしれませんが、いわゆる自分たちの「島国根性」は是正したほうが良いと思うのです。誰もが言いたい放題言って、収集が付けられないで不作為になっている状況が政治の場にもあるような気がします。

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 「うちには、品川にソニーという研究所がある」という言葉を松下幸之助は吐いたと言われますが、20代の時にその言葉を聞いて、松下幸之助はなんていやらしい経営者なんだろうと感じたものです。しかし今は、この言葉はまさに「何事も学び」の姿勢から来る言葉なんだな、と思えます。

 往年の松下電器のように、日本という横綱相撲がとれる国は、そのライバルのやっている手法を学ぶべきだと思います。

 「市場にはお客様とライバルしかいない」と言います。国もそうでしょう。この地球には日本を買ってくれるお客様とライバルになる国しかいない。他国でやっている壮大な「実験」の結果をもっと参考にしていいと思います。

 今日本は停滞して、明治維新と同様に他国に学べる時代を迎えていると思うので、国会議員は全員1年の1/3くらいは海外に行っていて欲しいものです。選挙区と東京の往復だけなんて悲しすぎやしませんか。

 うーん、最近こういう愚痴が多いかな??

(写真:5月6日夕方、市内小原内科医院の裏の馬淵川沿いに咲く桜)

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 今日は鶏糞関係の7工場を巡回してきました。今は春の農作業シーズンで年間でもピークとなる忙しさです。

 しかし、鶏糞原料が不足して1炭化工場は休止。「ありあまる鶏糞原料」が当たり前の状態であるはずなのですが、震災で鶏の生産が滞ったので、鶏糞の原料搬入も少ないのです。

 それにしても鶏糞工場の皆さん、いい顔で仕事してます。需要に応えるべくフル回転。忙しいことはやっぱり気持いいことなんですね。

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 手元の愛機、ニコンD3100+16-85mmで早朝の馬淵川公園を散歩しました。

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 あれー、この辺り、こんなにきれいだったかな?

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 5月3日の今日、ソメイヨシノはちょうど満開でしょうか。今年は遅かったですね。

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 朝の逆光で得した気分。しかも早朝は誰もいない。まさに、早起きは三文の得。

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 夕食後の花粉症の薬のせいで眠くて早めに床につき、今朝は5時半頃に目が覚め、カーテンを開けたら快晴。いや〜、ラッキー。

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 性懲りも無く馬淵川公園に来たけど、何度も撮ってブログに載せているので、「私の腕がちょっとでも進歩した写真を見せたい!進歩のない私であったら悲しい!」と思いながら撮影したのですが、さてどんなものでしょう?

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 ところで、あちこちで桜まつりが中止になっていますね。

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 しかし、桜自身は環境が整えば、咲きます。

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 他の植物もまたしかり。

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 その生き物に与えられたDNAに従って、黙ってベストを尽くすのみ。

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 人も、その人のDNAにマッチした仕事を、ベストを尽くしてやっているとすれば、やっぱり美しい。

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 リーダーはそういう花を咲かせる「環境」だと思います。私も‥。

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 時には優しく、時には厳しく。両方あるから美しく咲く。

 政治家はこれまで国民に厳しさを示したことがないけど、このようなときには厳しさをお示しいただきたい、と思うのですけどね。

 女が強くなって、男が弱くなって、どうにも変な国になっているような気がするのは私だけでしょうか。

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 「ありあまるごちそう」という映画、震災の影響で東京渋谷のイメージフォーラムでの上映が中止となって見れないでいたので、ぜひ見ておきたいと思っておりましたが、4月29日にやっと仙台フォーラムで見ることが出来ました。

 私が見た食産業の裏側を描く映画としては、「いのちの食べかた」「キングコーン」「フード・インク」に次いで4本目です。食産業に従事しているひとだけでも結構なお客さんが集まるのかな。

 食品の安価かつ大量生産による、伝統的な食材の衰退。経済的強者に食品が行き渡り廃棄し、弱者は飢餓に苦しんでいる矛盾した世界。そして経済的競争の中で搾取される労働者。(ちなみにルーマニアの農民などは楽しそうにしていたが、それもこの映画は騙されているっぽい描写だった)

 そういったものに焦点を当てながらも、最後には食品企業として売上世界一であるネスレの社長が出てきて反論をして、それで終わってしまう。うーん、なんと潔い映画だ。しかもさすが売上高8兆円のネスレの社長。短時間で説得力がある!

 「人類にとって自然はついこないだまで怖い存在だった」の一言がすべてを語っているような気がします。今回の震災にも当てはまる人類に警鐘を鳴らす言葉ですね。

 昔はちょっとした自然の異変で、食べ物が得られなかった。それが今やシステマチックな農業や畜産と、貿易の発達で安定的な供給ができるようになってきた。これは素晴らしい進化だが、世の中には「自然は癒されるもの」だというイメージをお持ちの人達(この映画も)がいる、などとネスレの社長は語る。

 少なくとも今や先進国をはじめとする10億人やそこらの人たちは、数百年前の王侯貴族並のサービスと食べ物を享受しているわけで、素晴らしい文明の進歩だと思います。

 依然、飢餓で苦しんでいる国や地域があるわけですが、そういった人々までもが食べたいものを食べたい時に食べられるようにするため、この調子で人類は進化していく必要があると確信しました。1000年先になるかもしれませんが。

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