震災後、初めて八戸の飼料コンビナートを訪れました。今回の地震でかなり傷んで、最初は復活まで数ヶ月かかると聞こえてきていたのですが、関係者の懸命の努力でどちらの工場も今は種類は限られますが供給が出来ています。
日頃スムーズにいっているとあまり実感がないのですが、飼料の供給が断たれると我々のビジネスはアウトです。今回はそのことを身を持って実感しました。
「津波の直後は呆然として何から手を付けたらいいか分からなかった。正直なところ私も諦めようとした。しかし、気がつくと社員のほうが先に動き出して、なんとか稼働できるようになった」とある工場長は言います。
飼料供給がストップしたら家畜はどうなるのか、を想像して使命感に燃えたのでしょうか?
それとも、「自分たちの愛する職場がこのままでいいのか?いや、何とかしょうじゃないか!」と思ったのでしょうか。
もしくは、「ライバルには負けんぞ!」と思ったのかもしれませんが。
今回当社は、お腹を空かして口を開けて待っている、まさしく雛どり状態だったわけで、1日も早く復活して供給を再開して欲しかった。
そのニーズに応えようと昼夜を問わず懸命に努力してくれた飼料会社の皆様に敬意を表します。