きまじめチキン日記

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2009年01月

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 2つ目の訪問先、AGROVENETO社には、いったんサンパウロ空港に戻り、南の地方都市であるポルトアレグレに飛んで、宿泊。そこから車で5時間でした。しかも道路の状態があまりよくなかったですね。これから帰りです‥。

 工場を案内させてもらった後、本格的な情報交換。日本国内の市況の解説を始めたりするのですが、同行の皆さんは日本国内の第一線で活躍している方々なので私にも非常に勉強になります。

 今は鶏肉も安いが豚肉をはじめ競合する食品が軒並み安く、また当社もですが生産意欲も強いとあって、厳しい状況なんですね。

 ブラジルのパッカーさんの状況はといいますと、空前の荷余り状態で国内市況が急落。おかげでブラジル国内消費が強いそうです。この辺が日本と違うところで、安いからとチキンの消費に火がついたんですね。

 生産削減の足並みもほぼ揃ったのか、ブラジル国内在庫の消化の見通しは立っているそうですが、日本国内の在庫はそう簡単にいくのでしょうか‥。

 さて、COOPAVELもそうでしたが、この会社の方々も来日して当社の工場を訪問したそうです。おかげで気さくに「ジュモンジ」と呼んでくれました。

 夜は、イタリアンレストランに案内されて、パスタをたらふくご馳走になりましたが、やっぱりブラジルなのでシュラスコ風といいますか、次から次へと種類の違うパスタを持ってきて少しずつ配ってくれるんですね。もう当分パスタはいいかな(笑)。

 ちなみに社名の中のVENETOは、ベニスの意味だそうです。

(写真:敷地内に日本の国旗も掲げられておりましたが、無風でした)

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 ブラジルに着いて3日目。やっとビジネスタイムです。訪問したのはCOOPAVELという農協さん。

 ブラジルのパッカーの中では小さいほうで、当社の羽数と同クラス。

 但し、当社の工場が4つなのに対して、こちらは1つの工場で2シフト。やっぱり規模が違います。

靴クリーニング

 それと、チキンが主ではあるようですが、農協という組織を生かして、なんと飼料穀物の作付けから牛・豚の工場まで手がけているという完全垂直インテグレーションの完成形と言えるようです。

 こんな風に当社もできたらよいなと思わなくは無いわけですが、ブラジルという広い国土とお安い人件費があるので自然とできてしまうわけで、うらやましい限りです。

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 一生のうちで2度と来ないと思っていたイグアスの滝に20年ぶりにやってきました。訪問する会社の近くということで移動日に観光。

 時差ぼけと微熱に格闘しながら、天気に恵まれて、汗をかきながら散策コースを回りました。

 記憶が確かならば、水の量が減った印象でした。これも木の伐採か、気候の変動によるものなのでしょうか。

イグアスの滝

 同行した皆さんの話を聞いておりますと、ここは世界遺産の人気ナンバー2だとか。そういうのにまったく関心が無い私ですが、ナイアガラの滝はちょっと見たくなりました。

3c13a0c1.JPG  取引先のお誘いで、ブラジルのサンパウロに来ています。

 私にとっては6回目。厚生省の調査に同行して大名行列した11年前以来です。その前は、ミナスジェライス州パッソス市にフランゴ・メヌー(Frango Menu Brasil Ltda.)という会社を総合商社のトーメン(現豊田通商)とやっていたので何度か来ております。

 フランゴ・メヌーはヨルダン人の資産家が奥様の出身地のパッソス市に恩返しをする形で作られた会社でしたが、当時ブラジルチキン産業の極度の不振で売り物に出されており、規模も手ごろということで父とトーメンの判断で購入に至ったのでした。

 そのころ、親戚筋でブラジルに渡っていた家族を尋ね、大学をちょうど終え日系企業に就職が決まっていたN君にこのプロジェクトに入らないかと父が誘ったところ快諾。

 N君は、日本の当社のやり方を学ぶということで我が家に寝泊りした弟ともいえる間柄です。

 昔のメールアドレスや住所では連絡がつかなくなり、親戚筋にお願いして何とか連絡が取れ、昨日晴れてご対面!

 あれこれ話は尽きなかったですが、私が風邪で熱があったので、家族を拝見し、お昼ごはんをご馳走になり、プールもジムもあるというマンションのシステムを案内してもらって、ホテルに戻って眠りました。

 ちなみに熱は出発直前の22日朝からで、病院でインフルエンザの検査をしましたが陰性でした。ただ、頭がボーっとしていたせいか、デジカメのバッテリーチャージャーを同じパナソニックの違う機種のを持ってきてしまいました。もう、半分ないしヤバイ〜!

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 一昨日、機械設備の会社のトップがお見えになって雑談している中で、ある一言に絶句してしまいました。

 「ここのところずっとオールニューの工場を建設という話がないんですよ。おそらく御社(当社)の二戸工場が国内で最新の工場ではないですか?」

 え、えー、二戸工場って平成4年のものですから、もう既に17年目‥。ずっとそのタイトルを保持してきたってわけです!

 海外に倣って、食鳥検査制度を導入した平成3年に向けて業界ではその対応を果たすべく、こぞって新規に工場を建設したり、リフォームしたのでした。

 その最後を飾ったのが当社の二戸工場でしたか。

 このあたりも国産チキンが安く提供できている理由でしょうね。

(写真:本社の席替えが済んでおります)

二戸工場のステージ2009

 テレビ朝日の「素敵な宇宙船地球号」という番組の1月11日の放送は「NY発フリーガンという生き方 〜ゴミ袋の中のもったいない〜」というタイトルで、食品の大量廃棄に疑問を持ち、路上のゴミ袋から食品を拾い出して消費する「フリーガン」と呼ばれる人たちを紹介しておりました。

 日本でも食品9000万トンのうち1900万トンが廃棄されていて、人口比ではアメリカと同レベルだそうですが、さすがアメリカ人は行動が早いわ。

 ただ、州によってはゴミ袋を開けることを禁止しているそうです。それも確かに分かりますが、やっぱりこういう問題の突破口はちょっと常識から外れたところからしか生まれないのかな。

 なぜ店は大量に廃棄するのかというと、万が一のことで信用を失うことが怖いからなのですが、廃棄する予定の食品を寄付することで万が一問題があっても追及されないという条例を制定している州もあるそうです。

 地球上に距離というものがある限り廃棄は無くならないとは思いますが、「もったいない」精神で半分とかには簡単になるのではないかと思います。

 もうひとつ、18日のNHKの「いよっ!日本一 〜もったいない日本一〜」という番組があったのですが、人口当たりのリサイクルショップが最も多い都市は盛岡市でした!

 確かに、岩手は見栄を張らずに実質を重んじる土地柄だし、93歳の祖母が元気だったころは家で「いだわしい」(もったいないの意)という言葉が最大の口癖だったような記憶があります。

(写真:全然関係ないですが1月18日の二戸工場の新年会のステージから=新旧工場長も入ってます)

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 昨日は東京日帰りの旅でした。

 帰りの弁当を大丸の地下で調達しようと思ったけど、時間が無くて、メインはいつもの「釜めし弁当」にしたのですが、おっと、そう言えば‥。

 東京駅のおにぎり専門店「ほんのり屋」に寄ってみました。

 というのも、盛岡の造り酒屋「あさ開」の村井社長に、「東京駅八重洲口のほんのり屋っていうのがあって、ここに十文字のとり肉を使った唐揚げがあって、これがまた美味いんだよな!知ってた?」と言われていたのですが、おにぎりをあまり買わない私としてはまだ寄ったことがなかったのでした。

 おー、確かに「十文字鶏唐揚げ」とか書いてあります。

 「唐揚げと鳥めし1個ずつ!」(笑)

 車中で食べた唐揚げは醤油味が効いて、当然ながら美味しかったのですが、鳥めしのおにぎりがこれまた旨かった!(原料の鶏肉はどちらのか分かりませんが‥)

 いや〜、この1品だけでも、「おにぎりだけでこんなに美味しくできるんだ」と驚きましたね。一つのことを深く追求することの凄さ、ってところでしょうか。

 写真をこうしてみると、「うにいくら」も頼めば良かったなぁ。

加湿器と花

 昨年中に社内では発表したのですが、1月21日付けの人事異動で、肥料部という名称が無くなります。

 これまでこの部署は、(有)二戸コンポスト → (株)十文字バイオアペックス → (株)十文字チキンカンパニー肥料部 と来たのですが、今回は製造側を生産部の一部に組み込み、営業側を鶏肉の側の営業部に組み込むということにしました。

 「鶏糞の事業は我々の体の一部である」という感覚を高めるという意図を持っての機構改革です。

 そして、こうしてみると本体(鶏肉を生産している流れ)から離れていた部署が本体により絡んできているという傾向は一貫しています。

 これまでの関係者は少々寂しい気持ちでいることでしょうが、この形の方がよりお客様にも良いことになるのではないかと密かに思っております。

4c7e32cb.JPG 新・企業メッセージに伴う4月からの一般鶏の飼育変更については、お客様へ半年前よりアナウンスしていたのですが、お客様には概ね問題にされることなくスムーズに移行できる感触を得ております。

 「日本一安全・安心な食品企業」を標榜している石井食品さんにはミンチ肉を供給しているわけですが、今回挨拶でお邪魔しましたら、今回よい機会なので最終的な原料の確認を飼料工場まで遡って目で確認したいと言われました。さすが!

 また、石井食品さんには当社の菜彩鶏を素材に加工品も扱っていただいており、本社の前にある直売所でも大々的に展示してありました。ありがたいです。

 昨年より浅井社長(写真左)体制となり、より積極的な取り組みを期待する言葉を頂き、これは‥当社の体制が問われています!

リンガーハット

 クルマ雑誌の「ベストカー」1月26日号(昨年12月26日発売号) に、自動車メーカーの事務コスト削減への取り組みの特集がありまして、非常に興味を持って読みました。

 どのメーカーも同じような内容で、できることは何でもやるという印象。私とすればナンセンスと思える「コピー損じした紙の裏面利用」とかいうことも堂々と書かれておりました。

 しかし、「文房具は基本的に買わない。あるものを使う」には参りました。O部長が「そういえばテレビでやってたけど、日本電産の社長は、ホテルのボールペンを持ち帰って使え」と言ったそうですが、確かにそうだわ。

 ちょっとまだ当社は甘いかな‥。

(写真:リンガーハットでちゃんぽんが大好物です)

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 昨日上京する新幹線の車中で読んだ新聞の週刊女性の広告が目を引きました。「大反響第3弾 間違いだらけの食の常識 『有機・無農薬は安全』『中国産は危ない』は大ウソだった」

 とうとう週刊紙ネタにもなってきたか‥。行き過ぎた食のイメージ消費が、この不況と結びついて堂々と主流の考え方になってきつつあることを感じさせます。

 都内の地下鉄のキオスクで買って、恥ずかしげもなく(笑)車中でこの週刊女性1月27日号を読みました。食にまつわるウソが6項目書かれておりました。

  1. 無農薬・有機野菜は安心でおいしい→農薬は安全、スーパーで売っている普通の野菜が一番です。
  2. 合成保存料・着色料は諸悪の根源→食品は腐ったりカビが生えたりするほうがよほど危険です。
  3. 中国産のウナギは危ない→検査は厳格、実は中国産の安全基準は世界トップクラス!
  4. 地球温暖化で食糧危機が→温暖なほうが植物が育つのは常識 クジラの増えすぎこそ問題だ
  5. 食料自給率が低すぎる→食に対する意識改革ができれば自給率はすぐに上がるけど‥
  6. 子どもたちの食育が大切→ありえない食べ合わせの給食より、バランスのよい食事を心がけて!

 私が近頃読んだ書籍ともオーバーラップする内容だったので違和感なく読めました。

 株取引の諺で、「夜明け前が一番暗い」という言葉がありますが、こないだまでの過剰な食の安全・安心の報道からどうやら朝日が差してきたようです。

(後で買った写真の週刊ダイヤモンド『食品・外食大激変!』はこれから読みます)

二戸駅西口

 禅宗の言葉だそうですが、私は(株)武蔵野の矢島常務の講演から学びました。

 「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」という格言も似たような意味なのでしょうが、インパクトはこちらのほうがありますよね。

 11日は関西のお客様と地元安比高原でスキーをご一緒したのですが、私は子供の頃たっぷり時間を費やした自己流のスキー。お客様は大学のスキー部で2級の資格を持っていると言うことで、同じように滑れてもちょっと恥ずかしいかな‥。

 ちょっとそういう気分もあって、昨シーズン1回、今シーズン1回とスキースクールも経験して、徐々に修正しなければならないポイントが分かってきました。

 目指すは「2級」! 今はインターネットやYoutubeやDVD、デジカメなど文明の利器があるわけで、それらを駆使していつの日か合格するぞ!

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 本社および肥料部の各工場、種鶏場、孵卵場、農場のメンテナンスをする施設課の合同新年会が二戸ロイヤルパレスで行われました。

 大雪となったので、出席者が30名ほど減ってしまいましたが、この形での新年会も定着してか、楽しかったですね。

 お酒をついでまわるのですが、このご時世ですから、「働かせてもらってありがとうございます」という言葉に実感がこもって聞こえます。

オープニング

 中には「同じ専門職でも、仲間の他の業種よりウン十万円も多くもらえて‥」なんてリアルな話を聴かせて頂きました。

 ちなみに「振り込め詐欺をはじめ危ない金融業者が横行して、罠が仕掛けられている世の中だから気を付けて」と私のスピーチでは話しました。

 先日、「お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」(泉 正人著)」を読んでいましたら、「収入が多いから豊かだとか、たくさんお金を使っているから豊かだとかいうんじゃなく、貯蓄があるから豊か」ということが書いてありました。

 社員の皆さんには上手にやりくりしてほしいものです。

メイド風?

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 地元の二戸倫理法人会で講演をしてきました。経営者モーニングセミナーということでスタートは朝6時です。‥ということで、朝5時起床。5時半出発の時にはもちろん真っ暗で氷点下9℃くらいだったはずです。会場のホテルのフロントにも人が見えなく、不思議な感じ。

 6時からセレモニーが始まり、半分目が覚めないまま、「チキン業界と当社の経営」というタイトルで45分話をしました。地元でもあまり知られていない当社の概要・歴史を紹介し、残った半分の時間で私の経営観を話しました。

 盛和塾で学んでいる「経営の原点12ヶ条」を時間があったら話そうかとレジュメに入れておりましたが、ちょうど時間が無くなりペーパーでの紹介に留めました。

 一番大切にしていることではあるのですが、それだけに上手に説明できる自信がなかったので、まあ、よしとしましょう(笑)。

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 ご多分に漏れず、我が家の年賀状は子供たちをフィーチャーしたものですが、ここ数年いつもそうなのだけど、忙しい最中のやっつけ仕事になってしまい、自分としては悔いの残るものになってしまいました。

 せっかくなので最新の子供たちの写真で構成したい。でも最近撮影した良いものがない。では、時間を見つけて撮ろう。どういう構成にしよう‥?

 おお、気が付くともう時間がない。んー、ありきたりだけど地元の食材を食べる子供たちというテーマにしよう。しかし子供たちは休日でもアイスホッケーやフットサルで忙しい。えーと、じゃあ子供たちの空いているこの時間に会社を抜け出して‥。

 さて、レイアウトはどうしよう? 出来ればバックは切り抜きたいな。でも時間がない‥。えー、面倒だからこれでいいや‥。

 こんな調子で作ったものをお送りしました。昨年もだったのですが、年が明けて時間が取れると「来年の賀状はああしてこうして‥」と構想を練るのですよね、毎年(笑)。

 ところで、すみません、例年通り会社からは年賀状を出しておりません。お客様、納入業者さん、協力会社さん、同業者さん、業界団体さん、などなど皆さんにお世話になっているのに‥、と十年以上前、父の決断から出していない年賀状を復活させることをちょっと考えております。

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 盛和塾の過去に本冊(年5回発刊)で取り上げられた経営体験発表をダイジェストでまとめたものを「塾生経営体験発表集」として最近届けて頂いております。

 その第4号が昨年末に届きました。封筒を開けてビックリ! 22人の発表が書かれているのですが、なんと運悪く‥トップバッター!

 9年前に入塾して、2年目に稲盛経営者賞を受賞。これはたまたまその頃の市況が回復の時期で、申告した過去3年間で赤字から徐々に経常利益が増えたということで‥、しかも私は当時地元JCの理事長を終えて副社長になったばかり、かつ誘われて盛和塾に入ったばかりでその3年間経営したとは言えない立場‥。

 受賞をご辞退申し上げようかと本気で思いましたが、稲盛塾長が自ら選んだという話が聞こえてきて、辞退というのもどうかと思えてきて‥、盛岡塾の先輩たちからも「もらっておきな!」と言われ、全国大会の壇上で第3位の賞をいただきました。

 その後、盛岡塾で講演せよと言われ、頭の整理のつもりで準備して1時間話したら、それが録音されていてあれよあれよという間に機関誌に載ってしまって‥。

 ですから、社長を7年間やった今からすると、なんとも価値の無い恥ずかしい内容になっております。読んだ方、ゴメンナサイ。

 しかし改めて読むと、若いだけに志だけは有るようにも見えます。

 それも盛和塾に入ったからなんだろうな〜。

2009年十文字チキンカンパニー本社玄関

 「抗生物質を与えず育てています」という企業メッセージを当社ではこれまで使用してきましたが、この1月より変えることにしました。

 人・動物・環境の健康を考える

 ‥が、新たな企業メッセージとなります。これは、昨年国内でも議論が開始されたアニマルウエルフェア(動物福祉)の問題と、世界の食糧高騰とそれを受けて苦しんでいる発展途上国の人たちの様子をテレビで見て、また食品の安全について様々な書籍を読んで導き出された答えです。

 欧米のアニマルウエルフェアでは「人の健康」「動物の健康」「環境の健康」の3つが重視されるとあって、まさにその通りだと腑に落ちて形容のしようもないと思えたので、そっくりいただきました。

 過去日本では「人の健康」に力点があったと思うのですが、エコロジーという言葉に代表されるように「環境の健康」も重視され、更にこれからは「動物の健康」の時代になってくると認識しております。

 その最初のアクションとして、4月からの銘柄鶏を除いて特別飼育(抗生剤を与えず育てる)仕様を中止します。

 人間の抗生剤の耐性菌問題と、鶏の健康、そして限りある穀物の効率的利用のバランスを考えた場合、そちらのほうが良いとの判断です。

 昨年秋には社内で9回方針変更の説明会を開催しましたが、概ね理解を得られました。

 100%抗生物質を与えず育てていたという自負、キャッチフレーズが無くなる寂しさは私も含め社内の共通した思いでしょうが、ここは私の責任で判断しました。

 中には「これで同業他社と簡単に比べられる会社になる」という社員の声もありましたが、より本質的なところで支持を集める会社に成って行ければと思っています。

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 今日は日曜日でしたね。本社は休みですが、工場は2009年最初の稼働日でした。

 滅多にないことでしたので、稼働開始直後に久慈工場内を工場長とともに巡回。出勤率もまずまずのようです。

 「あけましておめでとうございます」「本年もよろしくお願いします」のあいさつとともに「社長どうしたの?」とか「新年早々、朝早くから珍しいですね!」などの声を頂きました。うーん、珍しくてごめんなさい!

 名物のお母さんからは股下背後から股間を握られました(笑)。小さい人なのに、なんで手があんなに伸びてくるの??

 マスクで顔が目しか見えないけど、皆さん年末年始でリフレッシュして、清々しい気持ちでいたようですね。

 また、中国人研修生・実習生たちは日本に残って楽しい年末年始が過ごせたでしょうか? 日本人と変わらぬ笑顔が見えましたのでバッチリかな?

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 あけましておめでとうございます。本年はこのブログも5年目を迎え、そろそろ記事数も1000を超える予定です。今年は写真のクオリティが上がったと言われることが目標です! どうぞよろしくお願いします。

 さて、正月の三が日は家族で大阪に行ってきました。なんばグランド花月、ユニバーサルスタジオジャパン、海遊館、大阪城とこてこての大阪めぐりです。ちょっと寒かったけど、天気も良かったし楽しめましたね。

 ところで、元旦の花巻空港までの車中で読売新聞を読んだのですが、新春対談の「2009年どう生きる(上)」の小泉今日子さんの話が痛快で、「その通り!」と心の中で叫んでしまいました。

 今は何かくだらないことで争っている気がする。マスコミも含めて。漢字を間違えたとか、言い間違えや問題発言ばかり見つけて。「間違いなんかもういいじゃん、言わなくて。もっと大切なことは何ですか」と思いますね。

 また、同じ読売新聞のくらし面に「許す心」というシリーズが始まり、隣のコラムには「0か1かの択一社会 『キレそう』押さえる仕組みを」という記事がありましたが、こちらにも非常に共鳴しました。

 こちらの記事では、バブルの崩壊とともに許さない社会が出現したという説が紹介されておりますが、私はその前後からパソコン浸りだったせいか、ウインドウズ95やメールが普及した時期とリンクしている気がします。

 経営者としてもこの観点で考え直さなければならないことが出てきそうな2009年という気もしますが、例えばトヨタでも業績回復がまず第一なのは経営者として当然とも思います。

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